「スヌーピー」のモデルとして有名なビーグル。イギリス原産で、もとはウサギ狩りの猟犬として用いられており、16世紀には女王エリザベス1世も所有していました。優れた臭覚を武器に延々と獲物を追跡する能力を持っているため、コンパクトな体格ながらスタミナがあり、筋肉質でエネルギッシュです。臭覚の鋭敏さは、税関などで持ち込み禁止物品を検査する検疫犬として活躍できるほどで、群れを成して猟に従事していたことから、人間や他の犬に対しても友好的です。日本の有名人では、ヒロミさん、松本伊代さん夫妻が飼っていたそうです。

ビーグルのパラメーター

ビーグル飼いやすさ

お留守番耐性 ★★★☆☆
しつけやすさ ★★★★★
必要な運動量 ★★★★☆
抜け毛の多さ ★★☆☆☆
必要なブラッシング量 ★★☆☆☆

ビーグルの性格

人への人なつっこさ ★★★★★
他の犬への友好度 ★★★★★

ビーグルの性格

猟犬らしく、従順さと忍耐強さがあり、好奇心と冒険心に溢れています。群れを成して猟を行っていたことから、他の犬とのコミュニケーション能力にも優れ、すぐに仲良くなれます。初対面の人に対しても臆病になることは少なく、お子さんのいるご家庭では、活発なビーグルがとても良い遊び相手になってくれるでしょう。屋外の探検・探索を好むため、ひとたび夢中になると飼い主そっちのけで、ひたすら草むらの臭いを嗅ぎまくる・・・ということもあるようです。

ビーグルの歴史とルーツ

イギリス原産のビーグルは、同国で古くから盛んであったウサギ狩りの猟犬でした。「臭覚ハウンド」に分類される彼らは、その鋭敏な鼻を頼りに仲間のビーグルとともに獲物を追います。体格の割によく通る声を持ち、互いの鳴き声で意思疎通を図りながら猟を進めていくことから、「森の鈴」「草原のトランペッター」とも呼ばれました。大型犬が入ることのできない険しい場所でも追跡を継続することができ、獲物を追い詰めると、独特の低く長い唸り声で主人に場所を知らせます。この声が、古フランス語の「開いた喉」に由来する”beagle”という犬種名になったといわれます。名前の由来はこの他に、古い英語あるいはフランス語の「小さい」という意味から来ているともいわれ、体格が小さいことから、馬の鞍に付けた袋に入れて移動できるなど、重宝したようです。

ビーグルを飼うときに気をつけたいこと

活発で友好的である一方、冒険心、独立心も強く、興味を持ったものに執着するあまり唸ったり吠えたりすることもあります。探索欲求が強いので、屋外でしっかり運動させたり、心ゆくまで臭いを嗅がせてあげたりしましょう。ストレスを貯めてしまうと無駄吠えや、あちこち噛みつくなど、問題行動に繋がるリスクがあります。つまり、オンとオフのメリハリをしっかり付けてあげることが重要です。

暑さ寒さに配慮した、しっかりとしたハウスを用意してあげれば、屋外飼育も可能です。

食欲旺盛、悪く言えば貪欲なため、拾い食いをさせないしつけは必須です。おやつのあげ過ぎに注意することと、目の届くところに食べ物を置かないことも肝心です。十分な運動量が必要なこともあり、太りやすいと言えます。

また、群れを成して仕事をしていた犬種のため、独りぼっちが不安になります。長時間の留守番が毎日続くことがないよう、心がけてください。

ビーグルの成長

成犬は体高33~40cm程になります。ハウンド種の中ではもっとも小さい部類ですが、犬種全体の中では中型犬に分類されることが多いです。体重は8kg~14kg程になります。カートに入れての移動は支障ありませんが、抱きかかえて移動することは少々つらそうです。

ビーグルとお散歩

探検が大好きなビーグルですので、1日2回、1回あたり30分、しっかりと散歩させてあげましょう。あれは何かな?これは何のにおいかな?と、いろいろなものに興味津々で、探索に没頭します。思う存分気の向くまま、あちこち探検させてあげると満足します。ただし、ひとりでにどんどん遠くへ行ってしまうことがあるため、迷子にならないよう、目を離さないでください。万が一に備え、迷子札を付けておくと安心です。

ビーグルの毛のお手入れ

光沢のある滑らかな短毛が密生しています。一定の長さから伸び続けることもないため、カット等のトリミングは必要なく、定期的にシャンプーをしてあげる程度で問題ありません。ただ、ダブルコートのため、滑らかな上毛の下に隠れたふわりとした下毛(アンダーコート)が、換毛期にたくさん抜けます。アンダーコートナイフを使えば、簡単にお手入れできるでしょう。

ビーグルの毛の色

ブラック、タン&ホワイトのトライカラー(3色)が最もポピュラーで、この組み合わせはハウンドカラーとも呼ばれます。その他にはレッド&ホワイトが人気です。ビーグルの茶色あるいは褐色の部分はレッド、タン、レモンなど、微妙な色合いにより様々な呼ばれ方をしており、色の混ざり具合も多様です。レバー(赤褐色)以外であればビーグルの毛色として認められる傾向にありますが、尾の先と足元は必ず白いことが、ビーグルの要件として挙げられます。

ビーグルのからだつき

正方形に近い、均整のとれたシルエットです。大きな垂れ耳をひらひらさせながら走る姿が特長的で、立ち止まると尾をまっすぐ上に、ピンと立たせた凛々しい姿を見せてくれます。毛が短いため筋肉質な肉づきがよくわかり、獲物の追跡に耐えうるしっかりとした足をしています。

ビーグルの気を付けたい病気

  • 外耳炎
  • 椎間板ヘルニア
  • 股関節形成不全

野山を駆け巡っていた猟犬のため、基本的には頑丈で病気にかかりにくいと言われています。ただ、垂れ耳で蒸れやすいため、耳垢チェックと耳掃除は頻繁に行ってあげてください。

公式データ

JKC分類

6G 使役犬

AKC分類

ハウンド・グループ

原産国

イギリス

体高

オス40cm メス35cm

体重

オス9kg メス7kg

アイペット獣医師

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