大人になってから他のワンちゃんたちと仲良くなるためには、子犬のうちに他の犬とたくさん出会っておくことが必要です。子犬のうちにさまざまなものに慣れていないと、大きくなってからビクビクしたワンちゃんになってしまうかも・・・。

今回は『犬の保育園・PLAYBOW』で開催されているパピーパーティーにお邪魔して、子犬への正しい接し方について取材してきました!

 

社会化期はいろんなことを吸収できるチャンス!

社会化期ってご存知ですか?ワンちゃんが他の犬や人間、車の騒音など、将来出会うことになる様々な刺激、すなわち「社会」に慣れる為の重要な期間です。社会化期は生後約3ヶ月までと言われており、この期間中の子犬はとにかく好奇心が旺盛です。しかし大人になるにつれて好奇心は徐々に落ち着いていき、かわりに恐怖心が芽生えていきます。この恐怖心が大きくなる前の、好奇心旺盛な社会化期のうちに、たくさんのことに触れさせて、社会に慣らす必要があるのです。

 

パピーパーティーに参加して健全な子犬を育てよう!

社会に慣らす、といっても何をすればいいのか分かりませんよね。人に会わせるといっても、散歩デビューしたばかりでは飼い主友達もいないし、犬に慣れさせるためとはいえ突然ドッグランに放り込むのも心配だし・・・。

そんな悩める飼い主さんにオススメの場所が「パピーパーティー」です。

動物病院や犬の保育園など家庭犬のしつけを行うお店などで開催されているのですが、今回お邪魔した犬の保育園・PLAYBOWでは生後6ヶ月まで、もしくは生後1年までの子犬だけが参加することができ、そこではプロのドッグトレーナーから、社会化のために必要なトレーニングや、飼い主さんがどのように子犬と向き合えばいいのか等、とても有意義な情報を教えてもらうことができます。さらに、甘噛みや吠え癖など困っていることがあれば、個別に相談することもできるんです。

 

具体的にはどんなことをするの?

色んな人に慣れる練習

 

子犬のうちに飼い主さん以外の色んな人に慣れておかないと、大きくなってから飼い主さん以外の人間に吠えてしまったり、外の世界にビクビクして、どこにも連れて行けなくなる可能性があります。社会化期にとにかく多くの人に会わせて、飼い主さん以外の人間も怖くないんだ、と覚えてもらいましょう。

外の世界にいる人間が、みんな同じ格好をしているとは限らないため、パピーパーティーではスタッフたちが、サングラスを付けたり、大きな帽子を被ったり、色んな変装をして登場します。自宅でもどのように練習したらいいのか、実際にスタッフさんたちがやってみせてくれます。

 

大きな音に慣れる練習

 

お散歩をするようになると、工事現場やトラックの音などに遭遇することが増えるでしょう。また雷やインターホンなど、生活していると必ず耳にする音が出てきます。そんな大きな音でもおびえないでいられるように、パピーパーティーでは掃除機を使って大きな音に慣れる練習にトライ!おうちでもできる練習方法を、実践を交えて教えてくれます。

 

敏感な部分に触れられても平気でいるための練習

 

実は犬には敏感な部分がたくさんあります。歯周病予防のためには歯磨きが欠かせませんが、犬はマズルや口の中を触られるのがとっても苦手。また、お散歩で泥がついている後ろ足も、実は犬にとって敏感な部分なんです。子犬のうちに、本来であればあまり触られたくないような部分をいっぱい触らせてくれるように練習をしておくと、大人になってから抵抗なく触らせてくれるようになるのです。

 

 

ここではトレーナーさんの飼い犬が登場。実際にどうやって愛犬に触れたらいいのか、目の前でレクチャーしてもらうことができます。

 

他の犬と仲良くするための練習

 

パピーパーティーの一番の目玉は、他の子犬と仲良くするための練習です。これを目的にパピーパーティーに参加される方も多いそう。参加している子犬の中から、相性がよさそうな犬をトレーナーさんが選び、みんなが見ている前で引き合わせます。

この日、他のワンちゃんが怖くて、飼い主さんの足元に隠れてしまった真っ黒なチワワくんがいました。みんな楽しそうなのに、一人だけ飼い主さんの足元に隠れて、じーっと様子を伺っています。こんなとき、他の犬たちと仲良くしてほしいからと、無理に引っ張り出すのは、かえって恐怖心を植えつけてしまうのだそう。

しばらく様子を見ていると、他のワンちゃんたちが楽しそうに遊んでいるのを見て、チワワ君がそろーっと飼い主さんの足元から出てきました!ちょっと怖くて、安全確認をしていただけなんですね。

 

また、小型犬だらけの集まりの中に、1匹だけ体格がやや大きいイタリアングレイハウンドの男の子がいました。この子は楽しくなると興奮してしまうそうで、他のワンちゃんたちを怖わがらせてしまうんじゃないかと、飼い主さんも心配そうな表情です。

そこで登場したのは、PLAYBOWの保育園に通っているジャックラッセルテリア!しっかりしたトレーニングを受けているから、とってもおとなしく落ち着いています。イタリアングレイハウンド君も自分と同じくらいの大きさの相手に、ちょっとしり込みしていたようですが、しばらく様子を見てからそろそろ近寄っていき、きちんと礼儀正しく挨拶をすることができました!

 

このように、PLAYBOWのパピーパーティーでは、トレーナーさんがそれぞれの子犬の特徴を把握し、相性がよさそうな子犬同士を引き合わせてくれるだけでなく、相性がいい子がいなかった場合、きちんとトレーニングされたワンちゃんを連れてきてくれる場合があります。トレーナーさんにしっかり管理されている状況下なので、愛犬を他のワンちゃんに引き合わせることにためらいがある飼い主さんでも安心。

 

 

なにも知識がない状態で愛犬を他の犬に引き合わせることには、実は危険もいっぱい隠れています。PLAYBOWのパピーパーティーでは、飼い主さんが知っておいて損はない、有意義な情報を仕入れることができます。参加料も無料ですので、ぜひ一度参加されてはいかがでしょうか?

★犬の保育園PLAYBOWのパピーパーティーはこちら!!

 

 

「子犬」に関するワンペディア専門家監修記事

飼い主さんが知っておきたい子犬期の情報はこちらをご覧ください

□ 健康チェック:「成犬とはどこが違う?子犬の健康を細かくチェックする方法とは?

□ 注意すべき病気とケガ:「子犬は絶対に気をつけて!注意すべき病気と怪我

□ 低血糖症:「子犬は要注意!短時間で死に至る「低血糖症」とは

□ 水頭症:「1歳未満の子犬に多い水頭症とは?治療法と飼い主さんができること

□ 胃液を吐いた:「子犬が黄色っぽい液体を吐いた!原因と対処法

□ 子犬の骨折:「子犬の骨折が発生しやすい月齢は? 発生しやすい3大要因と予防策

□ 環軸亜脱臼:「子犬がかかりやすい、環軸亜脱臼

□ 子犬のお部屋:「子犬のためのお部屋作り

□ 子犬のしつけ:「子犬を迎えたばかりのお家は要注意!そのしつけ、本当に大丈夫?

□ 子犬のトレーニング:「子犬期のうちに絶対にやっておくべきトレーニング

□ トイレトレーニング:「子犬のトイレトレーニング、失敗しても大丈夫!

□ パピーパーティ:「他の子犬たちと出会えるパピーパーティーとは」(本稿)

□ 父犬の役割:「子犬育ての参考に!お父さん犬の隠れた役割

□ 社会性:「子犬に社会性を身につけてもらうために!

□ お散歩デビュー:「獣医師がわかりやすく解説!初めてのお散歩

□ドッグランデビュー:「その子犬、ドッグランに連れて行っても大丈夫?

□ 夜鳴き:「子犬が夜鳴きするのはなぜ?夜鳴きの対処方法

□ 食糞:「子犬の食糞の理由や予防対策

 

 

「犬の気持ち」「しつけ」に関する記事はこちらをご覧ください。

<犬の気持ち>

■ しっぽ:犬の“しっぽ”で感情を読み取ろう!

■ 見つめる:じーっと見つめてくるときの犬の気持ちは?

■ しぐさ:行動学の専門家が解説!仕草からわかる犬の気持ち

■ 鼻舐め:犬が鼻をペロペロ舐めるのはなぜ?知っておきたい犬の習性と病気のサインとは?

■ 他の犬:他の犬に会った時、愛犬はなにを考えているの?

■ 威嚇:犬が威嚇をしてくるのはなぜ?

■ 順位付け:多頭飼いでは犬の順位付けに気をつけて!

■ 好き嫌い:愛犬の好きなこと、苦手なこと、きちんと把握できていますか?

■ 転移行動:犬が自分のしっぽを追いかけるのはなぜ? 

■ ストレスサイン:犬のストレスサインとは?どんな行動をするの?

 

<犬のしつけ>

■ アイコンタクト:全てのしつけに必要!愛犬とのアイコンタクト

■ 失敗談:みんなのしつけ失敗談。先輩の失敗から学ぼう!

■ 子犬:子犬を迎えたばかりのお家は要注意!そのしつけ、本当に大丈夫?

■ドッグカフェ:ドッグカフェでいい子にしてもらうためのしつけ

■ おいで:呼んだら来てくれる「おいで」のしつけ

■ 待て:犬のしつけ「待て」はとっても重要!トレーニングの方法は?

■ 咬み:噛む犬のしつけ方

■ 吠え:犬の無駄吠えのしつけ方 <原因別に解説>

■ クレート:クレートを好きになってもらってお留守番上手に

■ リーダー:怖いボスと頼れるリーダーの違い

 

 

愛犬の行動から、病気の可能性を調べてみる「うちの子おうちの医療事典」

「うちの子」の長生きのために、年齢や季節、犬種など、かかりやすい病気や、症状や病名で調べることができる『うちの子おうちの医療事典』をご利用ください。 例えば、愛犬の「行動」から、考えられる病気を調べることもできます。健康な毎日を過ごすため、知識を得ておきましょう。

■ 足をあげる

■ 歩かない

■ 頭を振っている

■ ふらつく

■ ぐるぐる回る

■ 遠吠えをする

■ 性格が変わる

 

★「うちの子」の長生きのために、気になるキーワードや、症状や病名で調べることができる、獣医師監修のペットのためのオンライン医療辞典「うちの子おうちの医療事典」をご利用ください。

 

例えば、下記のような切り口から、さまざまな病気やケガを知ることができます。  健康な毎日を過ごすため、知識を得ておきましょう。

 

【治療面】■ 再発しやすい ■ 長期の治療が必要 ■治療期間が短い ■ 緊急治療が必要 ■ 入院が必要になることが多い  ■手術での治療が多い ■専門の病院へ紹介されることがある ■生涯つきあっていく可能性あり

【症状面】■ 初期は無症状が多い ■ 病気の進行が早い

【対象】■ 子犬に多い ■ 高齢犬に多い ■男の子に多い   ■女の子に多い ■ 大型犬に多い ■小型犬に多い

【季節性】■春・秋にかかりやすい ■夏にかかりやすい

【発生頻度】■ かかりやすい病気 ■めずらしい病気

【うつるか】 ■ 他の犬にうつる ■ 人にうつる ■猫にうつる

【命への影響度】 ■ 命にかかわるリスクが高い

【費用面】 ■ 生涯かかる治療費が高額 ■手術費用が高額

【予防面】 ■ 予防できる ■ワクチンがある

 

★「うちの子おうちの医療事典」で子犬が注意すべき傷病を調べてみましょう

□ 子犬に多い傷病

□ 低血糖症

□ 水頭症

□ 骨折

□ 回虫症

□ ジアルジア症

□ コクシジウム症

□ ケンネルコフ

□ 犬パルボウイルス感染症

 

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