今日もお留守番。

大切な犬と四六時中一緒にいたい!と思っても、なかなかそうはいきません。出かけるときなど、どうしても家で一人になってしまうこともあります。そこで今回はお留守番のしつけについてご紹介します。

犬の祖先はもともと群れで生活していたので、犬も仲間に囲まれているのが普通の状態であり、仲間と一緒の方が落ち着く動物です。だから、基本的には一人で留守番するのが苦手だと言われています。しかし、人と一緒に生活していく以上、人と離れて一人で過ごす時間は避けられません。普段は留守番がない子でも、ホテルの時や、病気になって入院が必要な時など、一人で過ごす必要性が必ず出てきます。であれば飼い主と離れて過ごしても、落ち着いて、リラックスできるように教えてあげるのが私たちの役目なのではないでしょうか?今回の目標は「犬が一人で留守番していても不安な気持ちにならないこと!」です

クレートを好きになってもらおう

まず、留守番のしつけに入る前に、 クレートトレーニングを徹底しましょう。なぜなら、留守番は短時間であればクレートで行いますし、サークルで留守番させるときもクレートを入れてあげる方がいいからです。犬はトイレのしつけの時や、初日からの過ごし方の延長で、クレートに慣れてくれていると思いますが、もう一度確認していきましょう。

クレート大きさの目安としては、犬が中に入って方向転換をできるくらいの大きさが適切です(大型犬の場合はケージでも構いません)。クレートは狭くてかわいそうと思われるかもしれませんが、犬の祖先は穴で暮らしていたので、犬は暗くて狭い場所が落ち着くと言われています。ケージを使うのであればタオルを掛けるなどして暗くしてあげるといいでしょう。

Step1 自分からハウスに入るようにする

クレートやケージの中におやつを入れて犬を中に誘導しましょう。この時、必ず犬が自分の意思でクレート内に入るようにしてください。無理やり押し込んだりしてはいけません。最初はすぐに出てきてしまっても大丈夫です。これを何度も繰り返します。

Step2 「ハウス」という言葉を教える

次に、「ハウス」という言葉と行動を結びつけます。まず「ハウス」と声をかけ、そのあとにおやつを使ってクレートの中に入るように犬を誘導します。中に入って大人しくしていたら褒めてあげてください。繰り返し行うことで、犬は「ハウス」と言われてクレートに入るといいことが起きると学習します。

Step3 ドアを閉めてみる

クレートに慣れてきたら、クレートのドアを閉めてみましょう。初めのうちはすぐにドアを開けますが、だんだんと閉めている時間を長くしていきます。そして、犬が中でおとなしくしてるときに褒めます。騒いでいるときにドアを開けたり、声をかけたりしてはいけません。

これを繰り返し、ハウスという言葉で、犬が自らクレートに入り、扉を閉めてもリラックスしている状態を目指しましょう。

さて、クレートトレーニングが完了したら、いよいよ留守番のしつけです。

お留守番トレーニング

Step 1  ハウスに入れる

クレートトレーニングの続きでクレートに入れ、ドアを閉めます。

Step 2 犬の視界から消える

次に、ドアの後ろに隠れるなどして犬の視界から消えます。最初は鳴き始める前にすぐに戻ってきましょう。徐々に時間を延長していきますが、すぐに鳴き始めてしまう子は、コングなどのおもちゃを入れ夢中になっているうちに、ケージから離れます。そして、しばらくして(初めは30秒ほどで構いません)戻り、褒めてあげましょう。
こうすることで犬は飼い主が居なくなっても、大人しくしていれば戻ってくるんだと学習します。

Step 3 視界から消える時間を長くする

静かに待つことができるようになったら、30秒、3分、10分、20分と徐々に待つ時間を長くしていきます。犬が静かに待つといいことが起きると理解したあとは、いつも褒めるのではなく、褒めたり褒めなかったりすると、次こそはおやつが来るぞ!?という期待値が高まるため、より効果的にしつけることができます。

留守番する場所は、1-2時間の留守番であればクレートで問題ありません。それ以上長くなる場合は、お水やトイレ、おもちゃなどを用意してサークルで留守番させるようにしましょう。因みに子犬が留守番できる時間の目安は“月齢+1時間”と言われています。

外出時だけ、ケージやサークルに入れると、犬は「ケージ、サークルに入れられる=飼い主が外出する」と学習するので、飼い主が家にいる時でもケージやサークルに入れる時間を作るといいでしょう。

‘外出時に飼い主さんが注意すべきポイントはコチラ’

 

落ち着いた状態で留守番ができるようになると犬も飼い主も幸せですよね。私たちの都合で置いて行くので、犬ができる限り心細くならない様に、しつけをしてあげてください。

アイペット獣医師

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