犬のトレーニングの中でも有名な「待て」。習得するには飼い主さんの地道な努力が必要ですが、実は数あるトレーニングの中でも、特に重要なトレーニングなのです。「待て」ができるようになると、愛犬の困った行動を防ぐためにも使えますし、ドッグカフェなど色々な場所に連れて行った際に、おとなしくして待っていてもらうこともできます。トレーニング自体は難しくはありませんので、ぜひ試してみて下さい。

愛犬が「待て」を覚えてくれると、こんなに便利!

みなさん、「待て」はごはんの前にさせるものだと思っていませんか?実はごはんがない状態でも「待て」ができるようになると、こんな時に便利なのです。

 

たとえば・・・

□ カフェでのんびり過ごしたいとき

□ 他の犬に対して攻撃的な様子を見せたとき

□ 愛犬が道路に飛び出しそうになったとき

 

こんなとき、愛犬が「待て」を習得していると、愛犬の行動を飼い主さんがコントロールできるのです。愛犬がおとなしく待っていてくれることで、飼い主さんにとってもストレスなく生活できるようになりますし、なによりトラブルを回避できるようになるので、愛犬の身を守ることにも繋がります。

犬のトレーニングで「待て」が大切な理由

「待て」のトレーニングは、犬を少しの間じっとさせておくことだけが目的ではありません。自身の欲求を抑えて飼い主さんの指示に従って待っていたほうが、いいことがあると犬に覚えてもらうことがゴールです。犬の欲求を抑えることはなかなか容易ではありませんが、トレーニングを続けていくことで、犬と飼い主さんの絆はより強いものになっていくはずです。

「待て」のトレーニング

トレーニングの前に

トレーニング自体は難しくありませんが、習得をするまでには時間がかかるので、飼い主さんの地道な努力が必要です。すぐにできなくても焦らず、根気強く続けてあげてください。

トレーニングのコツ

大切なのは終わりの合図を教えることです。「よし」などの「動いていいよ」という指示を出してあげることで、犬は「指示があるまで動かないでいる」ことを覚えられるようになります。

※「待て」のトレーニングは、「おすわり」もしくは「伏せ」ができる前提で進めます。まだ習得していないという方は、以下よりご確認ください。

 ▼おすわりのトレーニングはコチラ

 ▼伏せのトレーニングはコチラ

トレーニングの流れ

□ お座り(伏せ)をさせる

□ そのままの姿勢で1秒でも動かないでいられたら「よし」などの合図を出し、美味しいおやつを与える。

□ 少しずつ動かないでいられる時間をのばす。

 

いきなり1分待たせたりすると犬は動いてしまうので、最初は1秒からはじめ、3秒、5秒、8秒という風に時間を伸ばしていきます。最後に「よし」などの合図で解除して、おやつをあげることを忘れずに。

「お座り」の場合は1分ほど、「伏せ」の場合は15分から20分ほど待てることを目標にするといいでしょう。

いつでもどこでもできるように

最初は集中できるお家の中などで練習するといいでしょう。お家の中でできるようになったら次はお家の玄関先で、そこでもできるようになったら静かな公園で、そうして徐々に人通りの多い場所へ変えていき、最終的には人が多い駅前や、交通量の多い大通りなどでもできるように練習します。

 

 

「待て」のトレーニングは飼い主さんの根気が必要です。本当の意味で「待て」ができていれば問題行動の8割は防ぐことができるようになります。「待て」と言われていたら、リードを引っ張ることも、他の犬に攻撃しに行くこともできないですよね!ですから気長に、確実にいつでもどんな時でも「待て」と言われたら動かないでいられるように頑張ってトレーニングしていきましょう。

佐藤 千佳
プレイボゥドッグトレーナー
アカデミー

佐藤 千佳

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