もともと犬の祖先であると言われている狼は、群れをつくって生活する習慣があります。なぜ狼は群れをつくるのかと言いますと、一匹で狩りをするよりも群れのほうが獲物を取るのに都合が良かったからだと言われています。

犬の先祖である狼は1匹になることを嫌います

自然界で狼が一匹になると獲物を採ることができない、イコール「死」を意味することになるのです。狼はそのような本能があるので基本的に1匹になることを非常に嫌います。狼の子孫である犬も群れをつくると言う本能があるのですが人による長年の家畜化によって随分薄められてはきました。しかし、全く無くなったわけではありません。ですから犬達は先祖である狼の「群れをつくる」と言う本能の影響を受けているのです。犬は自分が住んでいる人の家族を群れの仲間と考えるようです。その家族が誰もいなくなり自分だけで留守番をするような場合、狼の本能を思い出し、とても心細くなりストレスを抱えます。その結果、何時間も吠え続けたり、破壊行動を起こしたり、不適切な排泄をしてしまうようになるのです。

初めての留守番は鼻を鳴らす程度から始まる

最初はさみしくて鼻を鳴らす程度から始まりますが、その時に飼い主が対応を間違えると犬は「分離不安症」と言う犬の精神的な病になってしまう可能性が高くなってしまいます。ではどのような扱いが分離不安などの症状を起こしやすくなるのでしょうか?それは、子犬のころ犬が不安そうに鼻を鳴らすと、すぐに飛んで行ってお水を飲ませたり、抱っこしたり、トイレに連れて行ったりと言った世話を焼いていた飼い主の犬は分離不安になりやすい傾向があります。夜中に犬が泣くと、飛び起きて行って泣き止むまで添い寝したりといった飼い主の犬も分離不安になる傾向が強くなります。飼い主はつい優しさからそのような行為を行うのですがそれが「あだ」となってしまうケースが多いのです。 犬が寂しそうにしていると、ついかわいそうになる気持ちはよく分りますが犬の精神的ストレスを考えると自立心を持たせる方が留守番の時にストレスを感じることもなく平常心で過ごしてくれるようになりますよ。犬が一人で留守番ができるようにするにはまず、飼い主は、犬が一人でいられることを理解しなければなりません。一人でいることに慣れた子はある程度の長時間でも問題なく過ごすことができるのです。

留守番の上手な教え方

  1. まず、犬が横になって休めるぐらいのハウスを用意しましょう。犬が立っても背が天井に頭が付かず、足を延ばしても壁にぶつからないサイズが理想です。
  2. 美味しいおやつを使って犬をハウスに誘導し、おやつをハウスの中に投げ込みます。犬はおやつを食べにハウスの中に入ると思いますが、この時点ではすぐに出てきてしまっても構いません。
  3. 躊躇なく犬がハウスの中に入るようになったら犬がハウスの中に入った時点でドアを閉め、ドアの隙間からおやつを定期的に投げ込んであげます。
  4. 犬がハウスのドアを閉められても不安な様子を見せなくなったら、おやつを投げ込むのではなく、コングなどのおやつを中に詰め込むタイプの玩具を使ってハウスの中にいる時間を延ばしていきます。
  5. 犬がある程度おやつに集中してハウスの中にいられるようになったら用事がなくてもわざと短い時間、犬をハウスに入れ留守番させます。その時は必ずコングなどのおもちゃを必ず入れておきます。留守番とコングがもらえることを犬が関連付けて学習するまで続けましょう。
  6. 留守番とコングが関連付けられたらハウスは使っても使わなくても大丈夫です。もしこの時点で犬がハウスを好きになっていればハウスは開けっ放しにして自由に出入りできるようにしておいても良いでしょう。
  7. 徐々に留守番の時間を伸ばしていき留守番が大好きにさせます。

最後に

いかがだったでしょうか?このトレーニングは大人になってからだと、とても時間と根気が必要なトレーニングになります。是非、子犬のうちに留守番に慣れさせるトレーニングをしておきましょう!!

 

 
株式会社プレイボゥ

森山 敏彦

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