犬とドライブといったら、楽しそうに車の窓から風に当たる犬の様子が思い浮かぶのではないでしょうか?愛犬と色々なところにドライブに行けるのは、犬と暮らす醍醐味のひとつ。しかし、犬の中には車酔いをしやすい子や、車嫌いになる子もいます。

ここでは、愛犬を車に乗せるときに注意したいポイントについて解説しています。

犬はみんな車が好き、とは限らない

初めての車は怖いもの・・・?

車の窓から顔を出し、全力で風を受けている様子はよく目にしますよね。ああいう光景を見ていると、「犬=車好き」と思ってしまう方も多いかもしれませんが、実は車が苦手という犬もいます。大きなエンジン音や車独特の臭いにストレスを感じてしまう犬もいるのです。

ドライブの前に、まずは愛犬に車好きになってもらうことが大切です。

車好きになってもらうために

恐がる愛犬を無理やり車に閉じ込めて、いきなり長時間ドライブをした結果、ひどい車酔いをしてしまったら、きっとその子は車が大嫌いになってしまうでしょう。最初は少しずつ、時間をかけて練習することが大切です。

まずは車に慣れてもらおう!

エンジンをかける前に、座席など車内の匂いを嗅がせてあげましょう。しばらくそっとしておき、車に慣れてきたらおやつやフードを一粒あげてください。

車に慣れてきてからエンジンをかけます。最初はその子が大好きな、近所の公園などに連れて行ってあげましょう。「車に乗ると楽しいことが起きる」というイメージを持たせることができればOKです。

徐々に距離を伸ばして

基本的に犬を車に乗せるときは、愛犬をキャリーにいれ、そのキャリーをシートベルトでしっかり固定します。最初は5分、慣れてきたら10分、20分というように、運転時間を徐々に伸ばしていきましょう。慣れるまでは、30分に1回程度、こまめに休憩を取ってください。

犬も車酔いします

車酔いってそもそもどういう状態?

人と同じで、犬にも平衡感覚をつかさどっている「三半規管」という器官が耳の中にあります。この三半規管がうまく機能しなくなると、めまいを起こしたりまっすぐに立てなくなったりするのですが、乗り物などで長時間揺られていると、この三半規管に影響が出るのです。結果として、めまいや吐き気などの乗り物酔いの症状を引き起こします。

車酔い防止策

できる限り消臭!

においがきついときに乗り物酔いしやすいのは、人も犬も同じです。特に犬は人の何倍も鋭い嗅覚の持ち主。芳香剤や香水、煙草などの臭いがしないように、ドライブの前から消臭しておいてあげましょう。また、車内ににおいのきつい食べ物を持ち込まないことも大切です。

窓を少し開けて、空気を定期的に入れ替えてあげることも効果的です。

食事をあげるタイミング

空腹のときや食事をした直後も、車酔いをしやすいタイミングです。車に乗せる30分前には食事をすませておきましょう。特に空腹時は普段より嗅覚が鋭くなるため、匂いに原因がある場合はさらに酔いやすくなると言えそうです。

運転をする際の注意ポイント

運転はソフトに

車の揺れによって三半規管の働きに影響が出るので、急発進や急停車を控え、できるだけゆるやかな運転を心がけましょう。タイヤの上の座席は特に振動が激しいので、後部座席の真ん中など、極力ゆれが少ない場所にキャリーを置いてあげるといいでしょう。

車での事故に要注意!

運転席に座らせるのは避けましょう。

いくらおとなしくできる子であっても、犬をひざの上に乗せて運転するのはやめましょう。クラクションなどの大きな音に驚いて暴れる可能性もありますし、ひざからずり落ちてアクセルやブレーキを踏んでしまう可能性もあります。

窓からの顔出しで飛び出さないように

車の窓から顔を出している犬の様子は、とても楽しそうで見ていて癒されますが、安全の確保が最優先です。万が一窓から落ちて交通事故にでもなったら、取り返しのつかないこととなります。窓を開ける幅を狭くしたり、リードで固定するなど、しっかりとした対策が必要です。

ドアを開けるときはリードをつけてから

車を止めてドアを開けるときは、必ずリードをつけてからにしましょう。ふと目を離した隙に犬が車から飛び出てしまって、他の車に轢かれる事故は十分にありえることです。まずリードをつけて、周りの安全を確認してから、ドアを開けるようにしましょう。

愛犬と一緒にドライブをするためには、気をつけなければならないポイントがたくさんあります。注意すべき点を押さえて、素敵なドライブを楽しんでくださいね!

アイペット獣医師

ワンペディアの運営会社であるアイペットに在籍している獣医師チーム。臨床経験...

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