せっかくワンちゃんを飼うなら、フリスビーなどで思いっきり遊びたい、運動好きで活発なワンちゃんと一緒に、思う存分体を動かしたい、という方もいるでしょう。とはいえ家の構造や世話のしやすさを考えると、できれば室内で飼えるワンちゃんを選びたい、なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで、アクティブな飼い主さん必見の、体を動かすのが好きかつ室内で飼いやすい犬種を6種ピックアップしました!体力に自信アリな、猟犬・牧羊犬を中心にご紹介します。犬種の写真をクリックすると、「犬種別飼い方ガイド」で犬種の特徴や、かかりやすい病気などさらに詳しい解説をご覧いただけますので、ご一読ください。
ジャックラッセルテリア
ジャックラッセルテリアの特徴
ジャックラッセルテリアは、ハンターたちにとって理想的な狩猟犬と言われています。コンパクトなボディに似合わず相当な体力があるので、一緒に遊びまわりたい方にオススメです!
ジャックラッセルテリアの性格
ジャックラッセルテリアは遊ぶことが大好きで、優れた知性を持ち合わせた頭の良い犬です。映画『MASK』にも、主人公の飼い犬「マイロ」として登場します。マイロを見ても分かる通り、動き回ったり、冒険に出たりすることが大好きです。その分いたずら好きですので、きちんと運動をさせてあげられない場合は、おうちの中で悪さをする可能性が大!たっぷり運動する時間を取ってあげて下さいね。
ジャックラッセルテリアの運動量
底なしの体力を持っているので、長めの散歩に連れて行きましょう。距離にして5㎞~10㎞くらい散歩して、帰宅後愛犬が自主的に休むくらいの運動量を確保することが望ましいです。とにかくよく動く犬種です。アジリティなどドッグスポーツを通して、飼い主さんも一緒になって運動を楽しむことができるでしょう。詳しくは、「ジャックラッセルテリア【獣医師解説】」をご覧下さい。
ミニチュアシュナウザー
ミニチュアシュナウザーの特徴
牧場の番犬用に飼育されていたこともあり、勇敢さが有名です。シュナウザーには大中小の大きさがありますが、最も小さい犬種をミニチュアシュナウザーと呼びます。それぞれ異なる用途に合わせて改良が行われ、人々の生活を助けてきました。
ミニチュアシュナウザーの性格
小型のミニチュアシュナウザーは活発で好奇心が強く、遊び好き。ネズミ捕りや護衛犬としても使われていたことから、用心深く警戒心が強い面があります。一方で他の犬種に比べると支配欲があまりないので、他の犬とも比較的相性良く付き合っていけます。多頭飼いを考えている人にオススメの犬種です。
ミニチュアシュナウザーの運動量
具体的な運動量は30分程度の散歩を2回が目安です。他の犬と仲良くできる子が多いので、ドッグランなどに連れていくのもオススメ。他のワンちゃんとの追っかけっこなどを通して存分に運動させましょう。運動不足はストレスになり、破壊的行動やいたずらに繋がってしまいます。親しみやすく飼い主さんと友達のように接することのできる犬種なので、一緒になって体を動かせばお互い気分が高まること間違いなし! 詳しくは、「ミニチュアシュナウザー【獣医師解説】」をご覧下さい。
ウエストハイランドホワイトテリア
ウエストハイランドホワイトテリアの特徴
う軽快で素早い動きが愛らしいウエスティー。小型の獣を狩る能力はテリア種の中で一番です。スコットランド原産のテリアの中で最も明るい犬種です。
ウエストハイランドホワイトテリアの性格
ウエストハイランドホワイトテリアは、楽天的で社交性に富んでいます。何に対しても好奇心旺盛で活発です。やんちゃで、飼い主にかまってもらいたく、いたずらをすることもあります。裏を返せば、自発的に行動するということなので、多少習慣化させたしつけ方をすると指示がなくても勝手に行動してくれるでしょう。
ウエストハイランドホワイトテリアの運動量
毎日30~40分程のお散歩ができるといいでしょう。飼い主さんに構ってもらうことが大好きなので、安全な場所で木の棒やフリスビーを取りに行かせるゲームなどをすると喜びます。何かを捕まえると振り回す習性があるので、飼い主さんのところに持ってきたら離すことを習慣付けさせましょう。頭のいい子なので、習得すれば自分で判断して実行できるようになるはずです。
ビーグル
ビーグルの特徴
最もポピュラーな家庭犬の一種として世界中で親しまれているビーグルですが、実は非常に優れた嗅覚の持ち主。ウサギ猟をさせると右に出るものはいないと称されています。人気キャラクター『スヌーピー』もこの犬種がモチーフにされています。
ビーグルの性格
ビーグルは「能天気」ともいわれるほど、底抜けに陽気。集団で猟をしていたことから、協調性があり、他の犬や人に対しても友好的。「やんちゃ」という言葉がぴったりの遊び好きで好奇心いっぱいの性格。とても人に懐きやすく、愛情を注いでくれるように要求するので、たくさんの愛情を注いであげてください。
ビーグルの運動量
毎日2回ほど、30分くらいの散歩を取り入れてください。ミニチュアシュナウザー同様、他の犬と仲良くなれる子が多いので、ドッグランなどで自由に遊ばせてあげることもオススメです。粘り強くタフな子達なので、適度に疲れるような工夫をしてあげましょう。詳しくは「ビーグル【獣医師解説】」をご覧下さい。
ウェルシュコーギーペンブローク
コーギーの特徴
胴長短足な容姿が特徴的なコーギー。体は小さくても大型犬並みの作業能力があり、勇敢な性格で牛追い犬として立派に働きました。その当時は広大な敷地を走り回っていたこともあり、運動欲が高い上にスタミナ抜群の非常に活発な犬種です。
コーギーの性格
コーギーはとにかく元気がよく、じゃれるのが大好き。大胆で遊び好きなので、他の犬や初めての人とでもすぐ親しくなれる憎めない存在です。
コーギーの運動量
毎日2回、たっぷりと時間をかけて運動をさせましょう。頑丈な体の持ち主なので、たっぷりな散歩が心身の満足を満たすでしょう。また、訓練性が高いので、ドッグスポーツのルールを教えれば優秀なアスリートとして育つことも夢ではないかも…!? 詳しくは「コーギー【獣医師解説】」をご覧下さい。
アメリカンコッカースパニエル
アメリカンコッカースパニエルの特徴
ディズニー映画「わんわん物語」のヒロイン「レディ」のモデルでもあるコッカー。レディはブロンドの豊かなロング・ヘアと洗練された容姿が印象的ですよね。しかしこの犬種、かつては鳥猟をしていたので、実はレディからは想像もつかないがっちりとした筋肉質なボディーを持っています。
アメリカンコッカースパニエルの性格
アメリカンコッカースパニエルは、たいへん明るい性格の持ち主です。アメリカでは「メリー(陽気な)スパニエル」と呼ばれることがあるほど陽気で人懐っこいです。また注意力もあり、もの覚えも早いので、しつけや訓練もしやすいです。
アメリカンコッカ―スパニエルの運動量
スタミナを蓄えており、運動大好き。1日2回、20~30分の散歩をしてあげましょう。遊びも大好きなので散歩の途中で走らせてみたり、ドッグランでボール遊びをさせると喜びますよ。
いかがでしょう、気になるワンちゃんは見つかりましたか?この子達と共にアクティブな生活ができると毎日が楽しくなりそうですよね!
運動好きということは、裏を返せば運動不足になるとストレスを溜めるということ。適切な運動時間が取れないと、ムダ吠えやイタズラが増えるので、きちんと対応してあげましょう。
一緒にたくさん体を動かすことで、ワンちゃんと飼い主さんの絆もより深まりますよ!
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★「うちの子」の長生きのために、気になるキーワードや、症状や病名で調べることができる、獣医師監修のペットのためのオンライン医療辞典「うちの子おうちの医療事典 」をご利用ください。
例えば、下記のような切り口から、
【治療面】■ 再発しやすい ■ 長期の治療が必要 ■治療期間が短い ■ 緊急治療が必要 ■ 入院が必要になることが多い ■手術での治療が多い ■専門の病院へ紹介されることがある ■生涯つきあっていく可能性あり
【対象】■ 子犬に多い ■ 高齢犬に多い ■男の子に多い ■女の子に多い ■ 大型犬に多い ■小型犬に多い
【季節性】■春・秋にかかりやすい ■夏にかかりやすい
【うつるか】 ■ 他の犬にうつる ■ 人にうつる ■猫にうつる
【命への影響度】 ■ 命にかかわるリスクが高い
【費用面】 ■ 生涯かかる治療費が高額 ■手術費用が高額
「子犬」に関するワンペディア専門家監修記事
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