世界でもっともポピュラーな大型犬と言ったら、このゴールデンレトリーバーを一番最初に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?ウェーブのかかったテディベアのような金色のコート(毛並み)と、おおらかで愛情豊かな性格がとても魅力的ですよね。愛くるしいだけでなく、タフで賢い一面もあるため、東日本大震災や広島土砂災害における災害救助犬として活躍するゴールデンレトリーバーもいるようです。
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ゴールデンレトリーバーのパラメーター
ゴールデンレトリーバーの飼いやすさ
お留守番耐性 | ★★★☆☆ |
しつけやすさ | ★★★★☆ |
必要な運動量 | ★★★★★ |
抜け毛の多さ | ★★★★★ |
必要なブラッシング量 | ★★★★☆ |
ゴールデンレトリーバーの性格
人への人なつっこさ | ★★★★★ |
他の犬への友好度 | ★★★★★ |
ゴールデンレトリバーの歴史
まるで愛玩犬かと思うほど愛情豊かな犬ですが、もともとは鳥狩猟において活躍していました。犬種名の「レトリーバー」という言葉は、回収する者=”retriever”という意味で、ゴールデンレトリーバーが「獲物を回収する、狩猟犬」であることからきています。19世紀半ば、イギリスやスコットランドで鳥狩猟が盛んになった時に、仕留めた獲物を回収する犬の必要性が高くなりました。それを受けて、陸上でも冷たい水の中でも敏捷に動き、獲物を回収できる犬種を、と1900年代に生み出されたのがゴールデンレトリーバーです。ゴールデンレトリーバーのルーツには多くの犬種がいて、セターやウォータースパニエル、カーリーコーテッドレトリーバーなど、狩猟に特化した犬たちをかけ合わせてつくられたといわれています。
ゴールデンレトリバーの性格
ゴールデンレトリーバーは、とにかく愛情豊かで優しい性格をしています。家族と遊ぶのももちろん大好きですし、初めて会った人や犬に「ねぇねぇ、遊ぼうよ!」と近寄っていくこともあります。また、走り回って体を動かすことに大きな幸せを感じる、パワフルな一面も持っています。とても優しく、攻撃性もほとんどない犬種ですが、遊び好き・運動好きが災いしてハメを外しすぎてしまうことがあるようです。基本的には賢く物覚えも大変よい犬種ですから、節度をわきまえられるようなしつけを子犬のうちにしておくことが重要でしょう。
ゴールデンレトリバーの特徴
大きさ
ゴールデンレトリーバーは大型犬ですから、成犬ではかなりの大きさになります。そのため、広いスペースが確保できるご家庭での飼育が望ましいでしょう。体が大きいため、しつけが甘いとテーブルの上などをいたずらされてしまうこともあるので注意しましょう。目安としては体高がオスで56‐61cm、メスで51‐56cmほど、体重がオスで30‐36kgほど、メスで27‐33kgほどです。
毛色
光沢のある綺麗なゴールドの一色のみで、黒や模様の入った毛色はありません。ゴールドの中ではクリームがかったもの、赤みがかったものなど様々です。コートは全体的に長く、表面に生えた硬めの上毛と、柔らかくボリューミーな下毛のダブルコートです。
お手入れのコツは?
季節の変わり目などに換毛期があります。毛が長く抜けやすいこと、体の表面積が大きいことから、この抜け毛はかなりの量になります。ですから換毛期はもちろん、日ごろから定期的にブラッシングをしてあげましょう。また、被毛が密集して生えているので、耳の裏や足の付け根は特に皮膚のトラブルが起きやすいようです。ブラッシングやシャンプー後のドライの際は注意しましょう。
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ゴールデンレトリバーと一緒に暮らすときに気を付けたいこと
子犬期のしつけが大切
「性格」の部分でもふれたように、子犬の頃に甘やかしすぎるのは危険です。節度を知らないまま成長すると、遊び好き・運動好きな一面が災いして、家族を傷つけてしまったり、暴れまわって家のものを壊してしまうなどのトラブルにつながる恐れがあります。たとえば、犬としては遊んでいるつもりでも、小さい子がゴールデンレトリーバーにのしかかられたりしたら、もちろんケガをしてしまいます。本来は賢く心優しい犬なので、子犬のうちにきちんとしつけをしてお利口に育ててあげましょう。
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長めのお散歩が必要
体が大きく肉厚なため、1日に2時間程度の充分な運動が必要です。目安としては朝夕の2回、各1時間程度です。その際、歩かせるだけでなく走らせる時間があると、より理想的でしょう。ここでおすすめなのが、定期的にドッグランに連れて行くことです。他の犬と遊んだり、走り回ったりするのが大好きなゴールデンレトリーバーの欲求を一気に満たしてくれますし、まだ幼い犬にとっては社会勉強にもなります。雨で外出ができないだけでも大きなストレスとなってしまうようです。また肥満を予防したり、他の犬とふれあうためにも、運動やお散歩の機会は多めにとってあげましょう。
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遊ぶ時間もたっぷりと
ゴールデンレトリバーは人間と接することが大好きです。お留守番させるよりもたくさんふれあったり、外に連れて行って遊んであげましょう。もともと回収犬であることから、フリスビーなどの、物を口にくわえて取ってくる遊びが得意だと言われています。水の中に入って泳ぐのも好きなので、海やプールに連れていくのも良いですね。
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暑いのはは苦手
長くてボリューミーな毛皮をまとったゴールデンレトリーバーは、寒さには強い一方で、暑さにとても弱いという弱点があります。そのため屋外よりも、クーラーなどで温度調節ができる室内飼育の方が向いているようです。
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寿命
ゴールデンレトリーバーをはじめとする大型犬は、体の大きさの割に心臓や肺の機能が高くないため、小型犬に比べて老化が早く寿命が短いといわれています。できるだけ長生きさせてあげるには、避妊や去勢を済ませておくこと、お散歩や食事の量に注意して肥満を防止することが重要です。
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ゴールデンレトリバーのかかりやすい病気
ゴールデンレトリバーのかかりやすい病気について、下線の傷病名をクリックすると、『うちの子おうちの医療事典』の詳しい解説を確認できます。
股関節形成不全
心筋症
胃捻転(胃がねじれて拡張し、最悪死亡する病気。 食後すぐの運動は避けて)
アトピー性皮膚炎
甲状腺機能低下症
リンパ腫
重症筋無力症
特発性てんかん
特に気をつけなくてはいけないのが、股関節形成不全です。股関節形成不全は股関節が正常に成長しないで、歩行障害が起こってしまう病気です。原因は多くが遺伝性だと言われています。成長期の運動や栄養状態も原因の1つになるので、骨格が形成される前の過度な運動や肥満を避け、予防してあげるといいでしょう。
ゴールデンレトリバーのかかりやすい病気に関するワンペディア記事
股関節形成不全☞「犬の股関節形成不全【獣医師が解説】」
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公式データ
JKC分類 |
8G ポインター・セタ―以外の鳥猟犬 |
AKC分類 |
スポーティング・グループ |
原産国 |
イギリス |
体高 |
オス56‐61cm メス51‐56cm |
体重 |
オス30‐36kg メス27‐33kg |
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犬は種類や体型、年齢によってかかりやすい病気・
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