犬のしつけを定義すると

「犬と人が心地よく共生できるために人社会のルールを犬に教える」

と言えると思います。しつけの中には、むやみに吠えない、人に馴れさせるなどがありますが、そのほかに必ず教えたい項目に

「お座り」「伏せ」「ついて」「おいで」の4コマンド

と言われる基本的な動作があります。今回はその中で利用頻度の高い、また実用的な「お座り」の教え方をお伝えしたいと思います。

 

思ったときにすぐやってほしいお座り

皆さんはどんな時に犬がお座りをしてくれたらありがたいと思いますか?食事の前?ご挨拶をするとき?などがあると思いますが、理想は飼い主がしてほしいと思ったときにすぐに、確実にやってくれたらすごく便利ですよね!例えば散歩の前、玄関でリードを着けようとしているときに飛び跳ねているのではなく、お座りをしていてくれたら便利です。玄関を開けた瞬間に犬だけが先に飛び出していかずにお座りをしていてくれたら安全です。散歩中にほかの犬に会ったときに勝手に挨拶しに行くのではなく、まずお座りをして許可があったら挨拶をしに行ってくれたらありがたいですよね。

お座りは飼い主が犬にしてほしい時に、いつでも、どこでもしてくれるようにしつけるのが理想

です。

ではその方法ですが、犬は何かを学ぶときには必ず、動機が必要です。例えばお座りをすると食べ物などのご褒美がもらえるという動機が最近では一般的です。犬はご褒美をもらうためにお座りを覚えるのです。他の方法では「お座り」をしないと痛みを与えるという方法もありますが、自分の可愛い愛犬に痛みを与えて「お座り」を教えるのは嫌ですよね!ですから私たちはおやつを使って「お座り」を教えます。

 

おやつを使ったお座りの教えかた

1.手に美味しいおやつを持ち、犬の目と目の間に持っていきますが、この時点では犬は「お座り」と言う言葉の意味を理解していませんから、お座りなどの言葉は使いません。

2.犬が立ち上がらないように注意しながら、そのおやつを犬の耳と耳の間に移動させます。

3.犬がおやつを追って視線を上げ、腰を低くしてきたら犬がのけぞるように少しずつおやつを上にあげていきます。

4.犬がお尻を地面に着けてお座りの姿勢になったらその姿勢をキープさせたままおやつを与えます。

5.何回も練習して、おやつが無くても手の動きだけでお座りができるようにします。

6.手の指示だけで、いつでも、どこでもお座りができるようになったら最初に「お座り」と言葉をかけてから手の動きでお座りをさせ、お座りができたらおやつを与えます。※ここで初めて言葉が出てきます。

7.これを何回も繰り返すと言葉だけでお座りができるようになります。

8.言葉だけで「お座り」ができるようになったらおやつは与えたり与えなかったりとランダムに与えるようにすると効果的です。

9.最終的に、どこででも「お座り」ができるようにするには色々な場所で練習してみましょう。

 

いかがだったでしょうか?犬に行動を教えるにはちょっとしたテクニックが必要になってきます。しかし愛犬があなたの指示通りに行動してくれたら、ただかわいいだけの存在ではなく意思の疎通ができる愛おしい存在になってくれますよ!是非、頑張ってみてください 。

 

 

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例えば、愛犬の「行動」から、考えられる病気を調べることもできます。健康な毎日を過ごすため、知識を得ておきましょう。

■ 足をあげる

■ 歩かない

■ 頭を振っている

■ ふらつく

■ ぐるぐる回る

■ 遠吠えをする

■ 性格が変わる

株式会社プレイボゥ

森山 敏彦

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