犬

災害はいつ発生するかわかりません。特に犬を飼っているおうちでは、注意しなければならないポイントが多いので、どう備えればいいかはきちんと家族で話し合っておく必要があります。

災害のために準備することは大きくわけて二つあります。一つはドッグフードや排泄袋など、必要な物品の準備。もう一つは愛犬がきちんと飼い主さんの言うことを聞いてくれるようにしつけを徹底することです。どちらもとても大切なことですので、今のうちから準備をしておきましょう。

避難所に避難する場合

避難所での生活は…

避難所にペットと一緒に避難できるかどうかは、自治体によってバラつきがあります。まずは家の近くの避難所がどのようにペットを避難させてくれるのか、事前に確かめておいたほうがいいでしょう。避難所に関する質問は、区役所・市役所の防災課で対応してくれます。

ちなみに、東京都23区内では、基本的にはどの避難所でもペットと一緒に避難することは可能です。しかし、室内にペットを入れることはできず、大型犬でも小型犬でも猫でも、キャリーケース(クレート)の中に入れ、屋外での飼育が基本となります。

絶対に準備しておかなければならないもの

  • 水、ごはん

 救援物資が届くまで、5~7日分のごはん

 ※特に療法食の場合は、多めに準備すること

  • 排泄袋
  • キャリーケース(クレート)

 避難所によってはキャリーケースに入らないと受け入れ不可の場合もあります。

  • リード、首輪
  • 段ボール(保温、防音効果があります。通常、避難所に用意があります)
  • ガムテープ(ケージの補修など多用途に使用可能。通常、避難所に用意があります)

あると便利なものは?

  • 敷物、タオル類、食器
  • トイレ砂やトイレシーツ、新聞紙
  • 写真(迷子になった時に使用)、
  • ワクチンなどの証明書、愛犬手帳(同伴不可で、やむを得ず預けるの場合に、必要)
  • おもちゃ
  • ケージ
  • ブラシ
  • ドライシャンプー

 臭いがきつくなってきたときに重宝します。

  • 迷子札

 避難時にはぐれたり、犬がパニックになって逃げだしたりすることもあります。

  • 動物用の靴や靴下

 がれきやガラスでの負傷を防ぐため

 ワンポイントアドバイス!

上記の「迷子札」は、首から落下してしまう可能性も。心配な飼い主さんは、確実な身分証明となる「マイクロチップ」(直径2mm、長さ12mm 程度の円筒型のチップを、犬の首の皮膚の下に注射器で挿入する)を犬に装着し、登録しておきましょう。迷子対策効果を高めることができます。

避難ルート確認としつけは十分に!

災害当日パニックにならないために、避難ルートを事前に確認しておくことはもちろん、犬が同行避難するために必要なしつけや健康管理、予防接種、不妊去勢処置を行っておくことが大切です。災害時こそしつけの有無が問われますので、今のうちに身につけておくべきしつけをご紹介します。

キャリーケースに慣らしておく

キャリーケース(クレート)は、災害発生時に愛犬を守ってくれるハウスとなります。避難所では、ハウスに入っていることが基本。普段からキャリーケースでのお出かけに慣れていれば、緊急時の避難から受けるストレスを緩和できるはずです。

‘トレーニング方法はコチラ’

家族以外の人とのコミュニケーションをとる。

避難先では、不特定多数の人が同じ空間を共有します。他の人に触られることもあるので、普段からたくさんの人に慣らしておきましょう。

名前を呼んだら来る。

緊急時、呼んだらすぐ戻って来るように、日頃からたくさん呼び戻しをしておきましょう。

‘トレーニング方法はコチラ’

様々な足場に慣らしておく。

災害時には、足元が悪くなることが考えられます。アスファルトの上を歩けないなど、過保護になり過ぎないように、普段から様々な足場に慣らしておきましょう。さらに、靴を履いて歩くトレーニングもしておくと◎です。

いろいろな場所に出かける。

避難所のストレスに過敏にならないようにいろいろな場所に出かけ、音や視覚の刺激など、たくさんの経験をさせておきましょう。

 

できることなら、愛する犬と平穏無事に暮らしたいものですが、災害はいつ発生するかわかりません。神経質になりすぎる必要はありませんが、いざという時のため、普段からできる範囲で備えておきましょう。

アイペット獣医師

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