遊ぶシニア犬
 

シニア犬

、今あなたは何歳くらいの犬を思い浮かべますか?

だんだんと寿命が伸びている[1.犬の平均寿命は、一般社団法人 ペットフード協会の全国犬猫飼育実体調査によると、2014年調査では14.17歳、2015年調査では14.85歳でした。]昨今、シニア犬と呼ばれるのはいつごろからなのでしょうか。その目安を知って、シニア犬と上手に付き合う方法を知りたいですね。

犬の年齢の目安

犬は、よく最初の1年で大人になる、などという言い方をします。人間よりもずっと早いスピードで大人になってしまうのです。では、何歳くらいになるとシニア犬になるのでしょうか。

一般的な犬の年齢の換算の仕方は、犬の種類は関係なく、犬の1歳を人間の17歳程度として、その後1年ごとに4歳ずつ加算していくという方法です。1歳以降、1年ごとに4歳半ずつ加算するという方法や、1歳のときを16歳とみなし、2歳で24歳になり、その後1年ごとに4歳ずつ加算していく方法などがあります。どれが正解、ということではなくとらえ方のひとつです。最近では犬の体のサイズや犬種によっても換算方法が違うという見方もでてきています。

いつからがシニア?

小型犬や中型犬は、一般的に生まれてから1年くらいまでは大型犬よりも成長が早いといわれていますが、それ以降は大型犬のほうがどんどん成長していき、老化のきざしが見える時期も早く訪れるようです。

小型犬の場合は、11歳のときに人間でいうと60歳になりますが、大型犬では、8歳のときにはもう60歳を過ぎていると考えられます。愛犬の詳しい年齢については、かかりつけの獣医師に聞いてみましょう。

人間でいうと40歳になるときからをシニア犬、60歳になるときからを高齢犬とすると、トイプードル、チワワ、ミニチュア・ダックスフンド、ポメラニアンなどの小型犬の場合は6歳からがシニア犬、11歳からが高齢犬と呼べます。ラブラドール・レトリーバーや秋田犬のような大型犬は、5歳からがシニア犬、8歳からが高齢犬になるようです。

シニア犬になったら

シニア世代になってくると、若い頃のようなピチピチとした体を保てなくなってきます。白髪が出始める、被毛が薄くなり始める、肌の乾燥やベタつきが目立つようになるなどの見た目の変化だけでなく、歯周病による口臭、体臭の変化や、耳が遠くなる、目が見えにくくなるなどの症状が出てきます。

散歩に行きたがらなくなる、足腰が弱ってぶるぶると震える、頻尿になったり粗相をしたりする、長く寝るようになるなどの行動の変化も現れます。

くるくるその場を回る、鳴き続ける、飼い主さんの顔がわからなくなるなどの、認知症のような状態になることもあります。同時に、さまざまな内臓疾患も起こってきます。

このようなシニア世代にありがちな状況になってくると、飼い主さんはどんな対応をしたらよいのでしょうか。若い頃に何らかの原因でなってしまった病気や、突発的なケガと違い、年齢によっておこってくる不具合ですから、根本的に「治す」というよりは、毎日コツコツと「現状維持を目指す」のが目的になってくるでしょう。無理な治療や投薬などは、逆に自分で体のバランスを取ろうとする力を奪ってしまうこともあります。

シニア世代以降のケア

以前と比べて愛犬の様子が変わってきたら、室内の温度を調整したり、食事をコントロールしたり、散歩の方法を変えたり、また、環境の違うところへ連れて行くのを控えたりと、シニア世代に向けたケアが必要です。愛犬のシニア世代、高齢世代の目安を知って、すこやかに長くすごせるようにしてあげたいですね。

アイペット獣医師

ワンペディアの運営会社であるアイペットに在籍している獣医師チーム。臨床経験...

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