アイペット損保では、犬・猫飼育者各1,000名(計2,000名)を対象に、愛犬・愛猫の「健康」と「暮らし」に関する不安について調査を実施しました。

 

ワンペディアでは、主に愛犬の健康と暮らしの不安について、結果をご紹介します。

 

 

【調査概要】

調査対象:犬・猫の飼育者各1,000名(計2,000名)
(ペット保険加入者各500名、ペット保険に未加入者かつ加入意向ありの方各500名)

調査期間:2024年2月29日~3月4日

調査方法:インターネットによるアンケートを実施

 

 

健康面の不安1位は「シニアになった際の介護」

 

図1 健康に関する不安

 

 

ペットの健康に関する不安を尋ねたところ、犬・猫飼育者とも「シニアになって介護が必要な状態にならないか」「何らかの重い病気にかからないか」といった不安が上位になりました。(図1)特に犬飼育者の40.7%が「シニアになって介護が必要な状態にならないか」という不安を感じており、猫飼育者の33.2%に比べて7ポイント以上高い結果となっています。

 

犬の場合、加齢による見た目の変化だけでなく、散歩に行きたがらない、長く寝るなど行動の変化や、目が見えにくい、耳が遠くなるなどの症状が現れたり、夜泣きや飼い主の顔がわからない認知症になる場合もあります。犬種によっては体格も大きく、介護が必要になった場合に自分でお世話ができるのか、不安を感じる様子がうかがえる結果となりました。

 

年齢を重ねることは避けて通れませんが、シニア期の特徴や注意点を知ることで、より長く健康に過ごせるようになります。老化によって、もともとできていたことができなくなることは、愛犬にとっても不安な気持ちになっているはず。叱ってしまうともっともっと不安になってしまうので、愛犬ができることを褒めてあげたり、不安を取り除いてあげる環境づくりによって、安心して過ごせる居場所を作ってあげましょう。

 

シニアライフへの備えについては、アイペット獣医師による「ハッピーシニアライフへの備え」と、以下のワンペディアの獣医師監修記事も合わせてご一読ください。

 

 

シニアへの備えに役立つ「ワンペディア」の獣医師監修記事

犬は何歳から「シニア」なの?

シニア犬の病気を早期発見するために!観察ポイントと健康チェック法を紹介

犬の老化のサインとは?

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「暮らし」に関する不安は「災害時にどのように避難できるのか」

 

図2 暮らしに関する不安

 

 

ペットとの暮らしに関して不安に思うことを尋ねたところ、「災害時にペットとどのように避難できるのかが不安」が犬・猫飼育者ともに最多となりました。(図2) 室内飼育で日ごろ外に出ない猫の飼育者にとっては、有事の際に猫を連れて外に避難する不安は、犬の飼育者よりも多くの方が不安に感じているようです。

 

災害はいつ起こるか分からないので、日ごろの備えが必要ですが、過去にアイペット損保が実施した調査(ペットのための防災対策に関する調査)では、ペット飼育者の3分の1以上がペットに関する防災対策を「全くしていない」と回答しています。少しでも備えを進めてみることが、不安の軽減につながるのではないでしょうか。

 

また、「ペットロスになったときにどのように乗り越えられるか」という不安も上位に位置しました。過去にアイペット損保が実施した調査(ペットロスに関する調査)では、ペット飼育者の約6割がペットロスになったという結果が出ており、かけがえのない存在だからこそ、別れの辛さの大きさを思い、不安に感じられる方が多いのかもしれません。

 

 

ペットロスについては、以下の関連記事もご一読ください。

□ 家族がペットロスに陥っているかも、と思ったら【獣医師解説】

□ ペットロスに関する調査【調査結果】

□ ペットを理由とした休暇の取得状況【調査結果】

 

 

 

 

ペットとの暮らしにおける「経済的な不安」は?

 

図3 経済的に不安なこと

 

 

さらに、健康面や生活面において、経済的な理由から不安を感じることはあるか尋ねたところ、犬・猫飼育者ともに「ペットに介護が必要になったとき」や「病気・ケガで治療が必要な時」を経済的な不安としてあげる方が各20%程度となりました。病気や介護の頻度や程度は、事前に想定しきれない部分もあるため、不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

一方で、「特に不安に思っていることはない」との回答が4割程度と、最多になっており、終生飼養を念頭に、経済面についても事前に検討の上で、責任を持ってペットをお迎えしている様子もうかがえる結果となりました。

 

 

今回の調査では、ペットの介護やペットの病気を心配する気持ちや、ペットとの災害時の避難を不安に思う気持ちなどがうかがえ、愛するうちの子であるペットと長く過ごしていくことを念頭に置いたものや、長く一緒に過ごしたいという想いが感じられる結果となりました。すべての不安を消し去ることは難しいですが、事前の対策によって不安を軽減できる可能性もあります。

 

例えば、有事の際のペットとの避難にはどのような準備が必要かを知り、備えることで、僅かでも不安を軽減できるのではないでしょうか。アイペット損保では、ペットの防災対策をわかりやすく伝えるコンテンツ「 ペットの防災 -いざというとき、守ってあげられるように- 」をご用意しています。ペットと共に災害を乗り越えるためにお役立てください。

 

 

 

★「うちの子」の長生きのために、気になるキーワードや、症状や病名で調べることができる、獣医師監修のペットのためのオンライン医療辞典「うちの子おうちの医療事典」をご利用ください。

 

 

 

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