アイペット損害保険株式会社は、ご契約者さまからの保険金請求実績に基づく「保険金請求が多い傷病のランキング」(※)を毎年発表しています。ワンペディアでは犬の傷病ランキングをご紹介します。

※傷病:疾病(病気)と傷害(ケガ)を総称した呼称

 

 

この調査では、年齢によってかかる傷病に違いが見られました。ペットとの生活において、病気やケガのリスクへの備えは欠かせません。傷病例や平均診療費などは、現在ペットと暮らしている方、今後ペットの迎え入れを検討されている方ともに、参考にしてください。

保険金請求が多い傷病ランキング

犬の総合ランキング*1では、第1位が「皮膚炎」で、以下「外耳炎」「胃腸炎」と、飼い主さまが変化に気づきやすい傷病が上位を占めました。
上位10位内で見てみると、特徴的だったのは消化器系の疾患(「胃腸炎」「下痢」「嘔吐」など)でした。
*1通院・入院・手術を総合した保険金請求件数

 

保険金請求が多い傷病ランキング【手術編】

 

第1位「腫瘍」では、症状や腫瘍の種類、治療法によって処置は異なりますが、皮膚腫瘍を手術で取った場合、90,400円の診療費が発生することがあります。(これは手術の一例であり、金額はあくまで参考となります。)

 

 

なお、手術編では、ランキング上位の傷病のうち、「腫瘍」「歯周病」「骨折」「異物誤飲」が犬猫に共通しており、発生しやすい傷病であることがうかがえます。

保険金請求が多い傷病ランキング【年齢別編】

0歳で第1位となった「下痢」は、子犬ではまだ消化器が成長しきっていないため、環境や食事の変化などで影響を受けやすく、それが原因となって発生してしまうことがあるようです。

また、この時期は、骨が成長段階でまだ細いことや、十分に免疫ができていない時期であることから、犬では「骨折」、などの傷病がランクインしていると考えられます。

 

 

一方、7歳以上のシニア期では、「皮膚炎」、が第1位となったほか、「腫瘍」「心臓病」など6歳以下にはない傷病がランクインしました。

 

 

今回の調査では、年齢によって発生しやすい傷病が異なり、「腫瘍」「腎臓病」「心臓病」などの重大な傷病もランクインする結果となりました。
一方で、飼い主さまのケアや対策で予防することができたり、重症化を防げたりする傷病もあります。きちんとした知識を身につけ早期発見、予防に努めましょう。

 

【調査概要】
調査期間:2018年1月1日~12月31日
調査サンプル数:37,115件
調査方法:アイペットの保険金請求データを元にしたサンプル調査

 

今回の調査結果について、詳しくは『ペットの保険金請求が多い傷病ランキング2019』をご覧ください。

アイペット損害保険株式会社

ワンペディア編集部

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