朝焼けが美しい時間に愛犬とランニングをする。秋の空気の匂いを感じながら愛犬と近所の公園に行く。そんな素敵なお散歩のはずが、つい忙しさのせいで事務的な作業になっていませんか?
犬が楽しいと思えるお散歩とは
犬は散歩が大好きです。大好きな散歩に連れて行ってくれる飼い主さんも大好きです。でも、飼い主さんが「めんどくさいな~」と思いながら散歩に行っていたら、犬は楽しいと思うでしょうか?
「匂いを嗅いでばかりで、進んでくれない。」という悩みを持つ飼い主さんは意外と多いのですが、
匂いを嗅ぐことは、犬にとって他の犬のことを知るための大切な情報源
です。思う存分嗅がせてあげてください。きっと満足したら先に進んでくれるはずです。
また、お散歩に変化をつけることもオススメ。いつも家の周りをぐるっとまわるだけだと、お散歩している飼い主さんも事務的になりやすいかもしれませんよね。行ったことがない道を進んでみたり、歩き続けるだけでなく途中の公園のベンチで一休みしてみたり、道端の自動販売機でお水を買ってみたり、
飼い主さん自身がお散歩を楽しめるような工夫
をしてみてはいかがでしょうか?
飼い主さんが楽しんでいるかどうかは犬にも伝わりますし、愛犬も冒険心をくすぐられて、より飼い主さんとのお散歩が好きになってくれるはずです。
そしてもし可能なら、お散歩中に犬に話しかけてあげましょう。
「涼しくなってきたね。」「おいしそうな匂いがするね。」「可愛いお友達がいるよ。」
そうやって飼い主さんとコミュニケーションを取りながらお散歩ができると、愛犬の満足度はもっともっとあがるはずです。話しかけるのはちょっと恥ずかしい、という方は、名前を呼んですぐおやつをあげるのもよいと思います。きちんとコミュニケーションを取ることで、愛犬とますます素敵な関係性が築けるようになり、愛犬はあなたを見てくれるようになるでしょう。
このようにきちんと関係性ができていれば、優しく名前を呼んだり、話しかけてあげると、愛犬は飼い主さんの言動に反応してくれるようになります。他の犬を見て興奮する前に、注意をこちらに向けたりすることもできるようになるので、しつけのことを考えても、愛犬とコミュニケーションを取りながらお散歩をするということは、とても大切なことなのです。
強引にひきずるのはやめて
リードショックというトレーニング方法があります。犬の首にショックに与えることで、犬に言うことをきかせるというものですが、犬にとっては苦痛でしかありません。特に小型犬の場合は、頸椎や気管に影響を与える可能性もあるので、獣医学的な観点からもおすすめはしませんし、なにより「他の犬に会うとリードをグイッと引っ張られて何だか嫌だ」ということから「他の犬に会う=嫌なことが起きる」という悪いイメージもつきやすくなります。結果として、他の犬に対する印象がますます悪くなり、他の犬を見つけると吠えたり、攻撃的になったり、悪影響が出ることも考えられます。
お散歩は犬にとって数少ない楽しみの一つです。犬にとってのお散歩は、まさにリフレッシュの時間。もちろん、飼い主さんや犬の体調が悪い時や天候が悪い時には無理して行く必要はありませんが、愛犬にとっても飼い主さんにとっても、お散歩が楽しい素敵なものになるといいですね!
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■ 歩かない犬:歩かない犬との散歩、どうしたらいいの?
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愛犬の行動から、病気の可能性を調べてみる『うちの子おうちの医療事典』
「うちの子」の長生きのために、年齢や季節、犬種など、
例えば、愛犬の「行動」
■ 足をあげる
■ 歩かない
■ 頭を振っている
■ ふらつく
■ ぐるぐる回る
■ 遠吠えをする
■ 性格が変わる
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