犬の目頭が“さくらんぼ”のようにみえる病気「チェリーアイ」についてお話したいと思います。「第三眼瞼(がんけん)」=「瞬膜(しゅんまく)」は、下まぶたの内側にあり、眼球を保護したり、涙を生産する涙腺がある膜です。この膜が外傷や炎症などが原因で、赤く腫れて、飛び出してしまうことがあります。これは、第三眼瞼の根元の付け根がゆるんでしまって起こりますが、中に包まれている涙腺は多くの場合は正常です。

こんな症状が出たら気をつけて

片側または両側のまぶたの内側が赤く腫れます。また、目を気にして前肢で擦ったり、引っかいたりすることもあります。腫れた第三眼瞼の刺激により、涙や目やにがみられたり、角膜や結膜に炎症を起こすこともあります。

診療方法

飼い主から愛犬の症状を伺い、目の状態を観察することにより診断します。検査では、飛び出した第三眼瞼をチェックします。治療は、外科的に飛び出した第三眼瞼を元の正常な位置にもどして、縫い合わせるのが一般的です。軽度の場合では炎症を抑える点眼薬を持続的に使用し、エリザベスカラーなどで眼を擦らせないようにすることで治癒する場合もあります。

目に違和感があり、こすったりしているうちにチェリーアイを引き起こしてしまうこともあるため、軽度の結膜炎などでも早めに受診してしっかり治療したほうが安心です。日頃から目を観察するように心掛けましょう。

チェリーアイになりやすい犬種

外傷などでチェリーアイになることもありますが、遺伝的な素因も知られており、ビーグル、アメリカン・コッカースパニエルなどは先天的に起こりやすい犬種といわれています。

Anicli24院長

三宅 亜希

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