「愛犬の写真はたくさん撮っていても意外と自分(飼い主さん)と一緒の写真って少ないんだよね、、」 「こどもの成長といっしょに愛犬の撮影もしたいけどなかなか難しくって、、」 もしあなたが、こんなきもちを抱いたことがあるなら、今回の記事はきっと役に立つはずです。 この記事では、スマートフォンでも実践できる「写真の絵作りのポイント」をご紹介します。 いくつか意識していただくだけで、ぐっと写真の仕上がりが変わってきます。ぜひ、お試しください!
著者紹介

ペットフレンドリーな一軒家フォトスタジオ代表:かしみちこ
ペットフレンドリーな一軒家フォトスタジオ「スタジオ樹木」(千葉県佐倉市)代表、かしみちこさん。お庭が大好きな私がこだわって作ったコテージガーデンでペット+家族フォトを撮影しています。
今までの撮影件数は2000組以上!ペットだけの撮影ではなく、家族とペットとのシーンを切り取る撮影が得意。スタジオにいる2匹の猫とお庭の草花に会いに来てくださいね。(instagram:https://www.instagram.com/kashimichiko/)
今回は屋外での撮影を中心に、 PART1 では小物を活用してのバースデイ撮影のコツ PART2 では小物なしでもっと簡単手軽に撮影するコツ をお伝えしていきます。ご自宅のお庭や 公園などでもこちらのテクニックは簡単に使えますので、ぜひ試してみてください!
PART1 小物を活用した絵作りで、愛犬とバースデイフォトを ♪
みなさまが一番撮影する機会が多いのは、家族、とりわけお子さまのバースデイですよね! バースデイフォトに愛犬も入れてあげると、毎年の成長記録として、とても良い記念になります。 とくに、0~1歳半くらいまでの赤ちゃんはサイズ感もワンちゃんに近く、一緒に撮影してあげるとほんとにかわいい写真が撮れちゃいます ♪ ここでは、ワンちゃんと小さなお子さま、とりわけ赤ちゃんとの両立が難しいと思われる方に、スタジオでやっているコツをお伝えします。
POINT 1 先にこどもの位置を決めよう!
ワンちゃんと赤ちゃん、どっちもなかなか思い通りには指定の場所にじっとしてくれることってなかなかありません。とても難しいです。まずはメインの赤ちゃんを先に座らせてあげましょう。ワンちゃんの方がいうことを聞いてくれる場合が多いので、まずはお子さんを先にします。わたしはいつもこちらの写真のような大きさのバスケットを用意して赤ちゃんを入れてあげます。
ご自宅では、大きめのかごがあったら、かわいい布などをかけてあげれば代用できます。バスケットを使うことで撮影する場所を決めることができます。子どもとワンちゃんどちらも、自由気ままなので、最初にどこに座るべきかをこちらで決めてあげましょう。
POINT 2 バースデイ小物アレンジはここで作りこみ!
フラッグや、年齢やお名前の文字ブロックを入れるとぐっと可愛さがアップします。バスケットやかごの外側に文字を置けば、お子さんがいたずらもしにくくなりますし、簡単にたたせることができますよ!
文字ブロックやフラッグなどは、100均や300円ショップなどで手軽に手に入れることができます。
POINT 3 ワンちゃんは最後にお座りさせよう!
ここまでセットができたら、いよいよワンちゃんの登場です! バスケットの隣でお座り(または伏せ)& 待てをさせてみましょう。 大型犬の場合でも、「伏せ」ができると高さとしてはちょうどよくなります。 この時、カメラはすでにスタンバイ状態で、ワンちゃんを誘導します。 カメラ係、と誘導係、2名いるのがベストですのでご家族で役割を分担してみましょう。 飼い主さまがカメラ側にくる立ち位置でワンコをお座りさせます。
POINT 4 ワンちゃんがカメラ目線になってほしいときは!
おやつを見せる
音の出るもので気を引く
をカメラマン側に立ってやってみましょう。この時、おやつや音の出るものをカメラの上あたりで振ってみるのが コツになります。撮影風景はこんな感じです。
NG行動
この時、お気に入りのおもちゃなどを見せてしまうと、嬉しくて飼い主さまの方へやって来てしまいます(笑) あくまでもちょっと気になる程度の音や物で、目線を誘導できるもので試してみましょう! お子さまがかごに座っている間は何度でもトライができます。ワンちゃんが上手にできるまで数回ためしてみましょう~
歩いてしまうお子さまとワンちゃんを上手に撮るには!?
すでにお子さまが歩き始めていて、かごになんて座ってられないよーーという場合には・・・
手押し車にワンコを乗せる!
という方法があります。 そう、お子さまではなくて、ワンちゃんをカートに乗せちゃいましょう。 子供用の手押し車は、小型犬にはピッタリサイズ♪ そしてこの時期のお子さまは手押し車が大好きなので、まずお子さまの立ち位置が安定します。 さらに、お子さまとワンちゃんのお顔の位置がとっても近くなるので、お子さまの楽しそうなお顔とワンちゃんのお顔が正面を向いて、撮りやすいアングルに自然となってくれます。
カートにワンちゃんがイン出来たら、さらに裏技 ♪ カートをどんどん押して行っちゃう場合と危ない場合がありますので、手前にストッパーを用意して動かなくしてみましょう。
私は、レンガとお花の植木鉢などを手前に置いています。植木鉢は土が入っていて重さもあり、レンガだけでは物足りない場合に手押し車が安定して撮影することができるようになります。さらに
手前にお花が入るので写真のグレードも自然とアップ
できます。完成の写真がこちら。
手前のレンガを見せたくない場合には、このように下を切るような構図にすると、より笑顔が引き立ちます。
さらにバリエーションとして、ここに、ママやパパを追加していくこともできますよ!
ポイントは、このような工夫によって、
最初に「お子さんとワンちゃんの位置を安定」させること。
そうすると、家族全体で良い形の構図が決まりやすくなります。 いかがでしたか? ご自宅のお庭や公園などで、ぜひこのコツを試してみてくださいね!
PART 2 もっと簡単に撮影したい方はコレ!
PART1では、ちょっとした小道具を使っての撮影方法をお伝えしました。でも、かごもないし、カートもないし、そもそもいろいろ準備するのがめんどくさい、、、という方、、、、ご安心ください!! PART2 では 小道具なしでもワンちゃんとの撮影をぐっと映えるカットにするコツをお伝えします。それは、、、、
とにかく寝そべる
ということなんです。 芝生などではシートを敷いたり、(もしくはそのままでも)寝そべってみましょう! コツは、仰向けではなく、
うつ伏せになる
ことです。
こんな感じ♪♪ 芝生に寝そべっていただくことで、「お子さま + ワンちゃん + ご家族」
みんなのお顔の位置が近く
なります。
ワンちゃんがパタパタしてしまう場合には、しっかり抱きかかえてもOKです!
お子さまやワンちゃんも飼い主さんが抱っこしてくれるので安心して、位置が決まりやすくなります。
カメラを向いていても、いなくても、とても自然でいつもの様子を撮影することがしやすくなります。
ちょっと大きなお子さまたちだったらこんな構図も♪
お腹の上にのせてみたりすると、ワンちゃんとお子さんの楽しそうな様子が自然と撮影しやすくなります。 さらに、いろいろやっても難しい場合には、、、、とにかく
お顔とワンちゃんを近づける!!!!!!
ことを意識しましょう♪

ポイントは顔のそばにわんこ (左:ゴールデンレトリーバー ユウマ 右:柴犬 コムギ)
抱っこされたり、
飼い主さんのお顔が近くにくれば、ワンちゃんたちもうれしくて良い表情
を見せてくれます。 しゃがんだり、寝そべったりしてお庭はもちろん、公園に遊びに行ったときなどにもぜひ、この方法をお試しください。ちょっとしたコツで更に素敵なものにすることができますよ! 愛犬との記念日フォトを、手軽に楽しんでみてくださいね! 今回のモデルワンちゃんはポメラニアン(6歳)の クーちゃんでした!
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