アイペット損害保険株式会社では2018年に犬の飼育者559名を対象に「犬の異物誤飲に関する調査」を実施しました。犬と一緒に暮らしている人の半数以上が経験したことがあるという異物誤飲。どのような状況で起こりやすいのか、どういう症状が出るのかをしっかり知っておきいざというときに対処できるようにしておきましょう!
6割の方が経験!愛犬異物誤飲
「飼育している犬が、異物誤飲をしてしまったことがありますか?」という質問に対して「ある」と回答した方は60.3%でした。今回の調査結果から、異物誤飲は多くの犬で起こりうる事故であるということが分かりました。
異物誤飲が起きた状況は?
最も多かった回答は「一緒にいて、少し目を離したとき」が57.3%、次いで「見ている目の前で」が22.6%という結果になり、意外にも、飼育者が近くにいるときに異物誤飲が多く起きていることが分かりました。
異物誤飲したときの症状は?
「嘔吐をした」が40.9%、次いで「特に何もなかった」が29.1%となりました。
愛犬が異物誤飲したらどうする?
「異物誤飲をしてしまったとき、動物病院に連れて行きましたか?」という質問に対して「連れて行った」と回答した方は65.3%でした。
診察後の対応は?
開腹手術が必要になることも・・・
異物誤飲をしてしまったとき「動物病院ではどのような診療を受けましたか?」という質問に対し「(診察の結果)、様子を見ることになった」と回答した方は50.9%と約半数を占めました。一方で「薬などで吐き出させた」が35.9%、「内視鏡で取り出した」が7.7%、さらに「開腹手術をした」も4.5%いることが分かりました。
防止のために気をつけていることは?
「異物誤飲対策で何をしていますか?」という質問に対して、最も多かった回答は「ジャンプしても届かないところに物を移動させる」でした。
その他にも「ゴミ箱にふたをつける」や「入って欲しくないところに柵をつける」などの物理的な対策や、「拾い食いをしないようしつける」「噛んでいいものを与えてストレスのないようにする」などのしつけやストレス対策をしている方も見られました。
今回の調査では意外にも飼育者が犬のそばにいるときに異物誤飲が起きてしまっていることが分かりました。
万が一、異物誤飲が起きてしまったときは、自己判断をせず、必ずかかりつけの動物病院で診療を受けることをお勧めします。
※今回の調査について詳しくは「犬の異物誤飲に関する調査」をご覧ください。
【調査概要】
調査対象:全国の犬飼育者
調査人数:559名
調査期間:2018年12月10日~12月17日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施