アイペット損保は、ご契約者さまからの保険金請求実績に基づく犬・猫の「保険金請求が多い傷病*¹のランキング」を発表しました。ワンペディアでは犬の傷病を中心にご紹介します。愛するうちの子の病気やケガへのリスクに備える、今後の参考になれば幸いです。
*1 疾病(病気)と傷害(ケガ)を総称した呼称
【調査結果概要】
総合(通院・入院・手術)で最も請求が多かった傷病は、犬は「皮膚炎」、猫は「下痢」
手術で最も請求が多かった傷病は、犬・猫ともに「腫瘍」
通院で最も請求が多かった傷病は、総合(通院・入院・手術)と同様で、犬は「皮膚炎」、猫は「下痢」
犬の年齢別では、0歳で「異物誤飲」、1~6歳で「皮膚炎」、7歳以上で「腫瘍」が最多
猫の年齢別では、6歳までは「下痢」、7歳以上は「腎臓病」が最多
保険金請求が多い傷病のランキング【総合】*²
*2通院・入院・手術を総合した保険金請求件数
※2024年1月~12月のアイペット損保の保険金請求データを基にしたサンプル調査により算出
犬の総合ランキングでは、「皮膚炎」が第1位となりました。「皮膚炎」は、かゆみのために身体を掻くなどの仕草が見られること、赤みなどの症状が現れることがあり、飼い主さまが変化に気が付きやすい疾患であると言えます。第3位の「腫瘍」は犬も猫も同じ結果です。
第5位の「外耳炎」、第6位の「かゆみ」など、猫と比較して皮膚に関する傷病が多く見られました。皮膚トラブルの予防には日々のスキンケアが大切です。
アイペット獣医師による【うちの子 HAPPY PROJECT】では、今日から実践できて、すぐに役立つワンちゃんの病気や事故、しつけの情報を獣医師がお届けしていますので、ランキングに出てくる傷病の予防と対策にお役立てください。
保険金請求が多い傷病のランキング【手術】
※2024年1月~12月のアイペット損保の保険金請求データを基にしたサンプル調査により算出
※上記の診療内容・診療費等は参考であり、実際のお支払い例や一般的な平均・水準を示すものではありません
※診療費は動物病院によって異なります
手術ランキングでは、犬・猫ともに「腫瘍」が第1位という結果となりました。
犬と猫で上位5位を比較すると、ランクインしている傷病に大きな違いはありませんが、犬では第3位に「膝蓋骨脱臼」、猫では第4位に「尿石症」がランクインしています。犬の「膝蓋骨脱臼」と猫の「尿石症」、どちらも総合ランキングでは第10位と第9位でしたが、手術に限定すると上位5位以内になっています。
また、犬・猫ともに第5位の「骨折」は総合ランキングでランク外ですが、手術になるケースが多いことが窺えます。治療費用が高額となるだけでなく、長い治療期間のストレスは、ワンちゃんも飼い主さんも相当なものとなりますので、骨折させない飼い主さんになることが、何よりも大切です。
保険金請求が多い傷病のランキング【通院】
※2024年1月~12月のアイペット損保の保険金請求データを基にしたサンプル調査により算出
※上記の診療内容・診療費等は参考であり、実際のお支払い例や一般的な平均・水準を示すものではありません
※診療費は動物病院によって異なります
通院ランキングでは、犬・猫ともに第1位は総合ランキングの第1位と同様の傷病となりました。
犬の第2位、猫の第1位の「下痢」は、総合ランキングでも犬は第4位、猫は第1位にランクインしていることから、犬・猫で共通して身近な症状であることが分かります。
「下痢」はさまざまな原因で起こり、その原因により危険度が変わってきます。
軽い下痢でも繰り返したり数週間続いたりするときは注意が必要です。
保険金請求が多い傷病のランキング【年齢別・総合】*³
*3通院・入院・手術を総合した保険金請求件数
※2024年1月~12月のアイペット損保の保険金請求データを基にしたサンプル調査により算出
犬の年齢別ランキングでは、0歳では「異物誤飲」、1~6歳では「皮膚炎」、7歳以上では「腫瘍」がそれぞれ第1位となり、年齢によっても違いがあることが分かります。
また、0歳では第4位に「ケンネルコフ、犬伝染性呼吸器症候群、伝染性気管気管支炎」という他のランキングにはない呼吸器系の疾患がランクインしました。
異物誤飲はどの年齢でも起こる可能性がありますが、特に0~1歳で多く発生します。何でも口に入れてしまうことは犬・猫の本能ですが、口の届くところに物を置かない、危ないところに入れないようにする、遊んで欲求を満たすなどの工夫をすることで防ぐことができる事故です。まずは飼い主さまが、ペットにとってどんなものが危険か、どんなものに興味を示すかを把握しておくことが重要です。「今日からできる異物誤飲の対策」をご覧ください。
今回の調査では、保険金請求が多い傷病の総合(通院・入院・手術)ランキング、手術ランキング、通院ランキング、総合の年齢別ランキングを対象とした結果をお届けしました。この調査結果が、傷病予防の重要性を感じることにつながり、飼い主さまと「うちの子」の愛のある日々が長く続く一助になれば幸いです。
アイペット損保は、皆さまの「うちの子」への一生の愛を、確かな安心で守り続けてまいります。
【調査概要】
調査期間:2024年1月1日~12月31日*⁴
調査方法:当社の保険金請求データを元にしたサンプル調査
*4支払日ベース
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