ワンちゃんとの生活の醍醐味の一つと言えば、おでかけです。でもおでかけ初心者の方は、どんなことを調べておけば良いのか、何を準備したら良いのか、ワンちゃん連れならではの注意点はあるのかなど、疑問がたくさんあると思います。

 

そこでこの記事では、ワンちゃんとのおでかけを経験された飼い主さまからのアドバイスをお伝えしたいと思います。お役立ちアドバイスが満載なので、ぜひ参考になさってください!

 

調査概要:ワンちゃんとのおでかけに関するアンケート
【期間】2023年10月10日~17日
【対象】アイペット損保のメルマガ購読者のうち犬飼育者(2,884名)
【方法】インターネットによるアンケート

 

おでかけを検討する前に

ワンちゃんの準備

トイレ、吠え癖、人慣れ、犬慣れなどのしつけができていると出かけやすい

排泄はトイレシートだけでできるようにしておくと場所を選ばないので楽になる

小さい頃から色々な環境や移動用のキャリーに慣れさせておく

はじめから遠くに行かず、少しずつ遠出をする

天気の悪いときに雨対策をして散歩に出る練習をしておくと、急な天候不良でもストレスを減らせる

【獣医師からのコメント】

吠え癖があると他のワンちゃんもつられて吠えてしまったり、お泊まりをしたときにお隣さんのご迷惑になってしまうこともあります。気兼ねなくおでかけを楽しむためにも、基本のしつけをマスターしておくことは大切です。また、ワンちゃん連れは車移動がメインになるので、近場であっても普段から車に乗る練習をして、「これに乗れば楽しい所に行ける!」と覚えてもらいましょう。

 

 

 

計画を立てる際のポイント

飼い主さん主体ではなくワンちゃんの性格を考慮しておでかけ先を探すことが大切

慣れない場所や人混みは疲れるので、ゆとりある行程にする

予約が埋まってしまうこともあるので早めに計画を立てる

雨天だった時のスケジュールも考えておく

春や秋など過ごしやすい季節がおすすめ

【獣医師からのコメント】

特に熱中症リスクの高い短頭種やシニア犬を連れておでかけする場合、真夏は避けた方が安心です。また、どんなに施設やサービスが充実していても、飼い主さんの自己満足になってしまっては有意義なおでかけにはなりません。まずはうちの子がどんなことを楽しいと思うか、どんなことをストレスに感じるかをしっかり把握して、うちの子ファーストな計画を立てるようにしましょう。

計画を立ててみよう!

下調べをする際のポイント

一度行ったことがある場所でも、条件などが変わっていないか最新情報を確認する

高速道路では早めの排泄が必要なので、休憩スポットを調べておく

くねくね道やでこぼこ道より整備された道を選ぶ

目的地周辺のペット同伴で食事できるお店や近くの動物病院を調べておく

災害などに備えて周りの地理を把握しておく

 

お泊まりの際に確認しておくといいこと

どこまでワンちゃんと一緒に過ごせるか(お部屋の中、食事のとき、布団やベッド、施設内の移動など)

ワンちゃんの体重や体格の制限はあるか

天気が悪くてもお散歩できる場所や遊べる場所があるか

【獣医師からのコメント】

ワンちゃんと一緒に食事ができる、もしくは部屋食がおすすめというお声が多くありました。せっかくの思い出作りなので、なるべく一緒に過ごせる時間が多い施設を選んであげられると良いですね!ワンちゃん用のごはんが用意されていたり、ワンちゃん用の部屋風呂が付いている施設などもあるので、色々探してみてください♪

 

 

 

こういう所がおすすめ!

キャンプ場のノーリードサイトはワンちゃんを自由にできるのでよい

吠えやすい子は一棟貸しもしくは全室ワンちゃん可の宿泊施設の方が肩身が狭くない

防音がしっかりしていた方がワンちゃんは安心して寝てくれる

犬見知りをする子はビギナーズエリアのあるドッグランがおすすめ

いざ!おでかけの準備

ペット可の宿泊施設はワンちゃんの匂いがあって、普段しない子でもマーキングすることがあるのでマナーウェアは必須

長持ちするガムなどを持って行くと人のごはんタイムのときに大人しくしてくれる

一つの鞄におでかけセットを用意しておくと忘れ物が減るし、リュックだと防災用にもなる

ペットカートがあると入れる施設が増えて、ワンちゃんを乗せないときは荷物を乗せられるので便利

シニア犬の設備は少ないのでスロープなどを持ち込んだ方が良い

大型犬は荷物も大きいので、使い捨てにできるものはするとよいかも

【獣医師からのコメント】

マナーウェアは渋滞のときなどにも役立つので、多めに用意しておくといいですね。履き慣れていないとイヤイヤされてしまうので、おうちで練習しておきましょう。また、環境が変わるとごはんを食べなくなったり眠れなくなってしまう子もいます。どんなに設備や備品が充実した場所に行くときでも、食器や食いつきの良いフード、ベッドやタオルなどは普段使っているものを持って行きましょう。道中たまたまドッグランを見つけた!なんてこともあるかもしれないので、狂犬病と混合ワクチンの接種証明書も持っておくと良いですね。

おでかけの心得

車での移動編

休み休み行くので通常より移動時間がかかることを想定して、なるべく混雑していない時間帯に動くようにする

酔いやすい子は動物病院で酔い止めをもらっておく

車の中は抱っこではなくワンちゃん用のドライブボックスで過ごせるように練習しておくとワンちゃんもドライバーも安心だし、屋根付きのものにすればキャリーケースとしても使える

【獣医師からのコメント】

移動中ずっと足を踏ん張って乗っており、帰って足を痛そうにしていたというコメントもありました。車慣れしている子でも、安全の確保と体調管理は怠らないようにしましょう。ワンちゃんにあわせた温度設定をして、安全かつ楽な姿勢で車に乗れるような準備が必要です。

 

 

 

ワンちゃんの健康編

移動が多いおでかけはワンちゃんが疲れないように、ペットカートや抱っこ紐で休憩できる時間をつくってあげる

普段しないことなのでおでかけ翌日はゆっくり休ませる

でかける前に少しでも普段と様子が違っていたら、無理せず諦めることも必要

【獣医師からのコメント】

「笑顔で声をかける」というアドバイスもあり、とても素敵だなと思いました。おでかけ先では飼い主さんもつい楽しむことに夢中になってしまいがち。こまめにワンちゃんの体調を気遣い、不安や緊張を感じていないか確認することを忘れず、楽しいね!という気持ちを共有できるようにしましょう。

おでかけのここが最高!

犬生は短いのでその一生をたくさん愛されて大事にされた記憶で満たしてあげてほしい

普段とは違った表情や行動を見られるのが幸せです

ワンちゃんを迎える前まで外出するのが嫌いでしたが、今の子を迎えてからすごく旅行を楽しんでおります

【獣医師からのコメント】

おでかけに関してこんな暖かいコメントも寄せられました。もちろん、遠出をしなくてもワンちゃんとの楽しい思い出は十分につくることができます。でも、ワンちゃんも人も歳を重ねるとのんびり過ごす時間が増えていきます。そんなときに振り返れるような特別な思い出をたくさんつくっておくのも、素敵ですよね☆

もう一つ大事なこと

たとえワンちゃんOKの場所であっても、みんながみんな犬好きというわけではありません。ワンちゃんが苦手な人への配慮も忘れずに、マナーを守っておでかけを楽しみましょう。そうすることで、これからもっともっとワンちゃんと一緒に楽しめるおでかけスポットが増えていくはずです!

 

 

いかがでしたか?本当はおでかけしてみたいけど一歩が踏み出せないという方は、先輩方のアドバイスを参考にチャレンジしてみてくださいね!

 

そして素敵なおでかけスポットに行かれた方は、ぜひ『うちの子おでかけマップ』で他の飼い主さまにもおすすめしてあげてください♪

 

 

 

★うちの子の長生きのために、気になる病気について簡単に調べることができる、「うちの子おうちの医療事典」もご活用ください。

 

 

 

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アイペット獣医師

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