胴長短足の犬といえば、ダックスフンド!ひとくちにダックスフンドと言っても、体のサイズで3種類、毛のタイプで3種類に分かれていて、合計9種類に分類することができます。ダックスはやんちゃで好奇心旺盛な性格をしていて、気になる場所や動物を見つけると、短い足でずんずんと歩いていきます。有名人では、安部晋三さんや石原さとみさんがミニチュア・ダックスフンドを飼っているそうです。

ダックスフンドのパラメーター

ダックスフンドの飼いやすさ

お留守番耐性 ★★★☆☆
しつけやすさ ★★☆☆☆
必要な運動量 ★★☆☆☆
抜け毛の多さ ★★★☆☆

必要なブラッシング量

(抜け毛の多さ、必要なブラッシング量に関しては、コートの種類によります)

★★★☆☆

ダックスフンドの性格

人への人なつっこさ ★★★★☆
他の犬への友好度 ★★★☆☆

ダックスフンドの性格

好奇心旺盛で活発な性格をしていることが多いです。おもちゃを追いかけたり穴に潜ったりすることが大好きなため、かじっても良いぬいぐるみや穴ぐらのような布製のハウスを与えるととても喜びます。家族や子供とも仲良く暮らすことができますが神経質な一面もあり、知らない犬や人には吠えることがあります。

なお、ミニチュアやカニンヘンタイプのダックスでは一部臆病な性格の犬もいるようです。ワイヤーヘアーのダックスは他の被毛タイプよりも社交的と言われています。

ダックスフンドの歴史とルーツ

今から数百年前、ドイツでダックスフンドやバセット・ハウンドの祖先となる狩猟犬が誕生しました。この犬のうち、小さいものがダックスフンド、大きいものがバセット・ハウンドとなり、今日まで愛されてきたといわれています。

「ダックスフンド」という名前はドイツ語の「dachs(アナグマ)」と「hund(犬)」からきています。その名の通り、ダックスフンドは地中の巣穴に入ってアナグマを捕らえる狩猟犬でした。これがスタンダードのダックスフンドで、ウサギやイタチなどの狩猟のため小型化されたものがミニチュアです。20世紀初めには小さなウサギ狩り用に、ミニチュアよりもさらに小型化されたカニーンヘン・サイズのダックスフンドも作出されました。また、巣穴に潜る狩りのとき攻撃してきた獲物に口先を傷つけられないよう、テリア種との交配により口周りにかたい毛を持ったワイヤーヘアーのコートがつくられました。

ダックスフンドを飼うときに気をつけたいこと

短い足と、それにより相対的に長くなっている胴に注意です!やんちゃなダックスでは特に遊びの一環でジャンプなどの上下運動をたくさんしがちですが、足の関節や胴の骨を痛める原因となるのであまりさせないようにしましょう。また、飼い主や他の犬に置いていかれまいと急な階段を一生懸命上り下りする一面も見られますが、こちらも足や胴に大きな負担となるのでなるべく避けたほうがよさそうです。高い段差のときは飼い主が抱っこしてあげる必要が出てくるため、早いうちから抱っこに慣れさせておくとよいですね。

ダックスフンドの成長

ダックスフンドは中型犬に分類されるスタンダード、小型犬に分類されるミニチュア、ミニチュアよりもさらに小型のカニーンヘンの3サイズがあります。この犬種は総じて足が短いため、小さな体高のわりに体重が大きくなります。お散歩が少なかったり、食事が多すぎたりすると肥満になってしまう場合も多いので注意しましょう。ダックスフンドは犬の中で唯一、犬種基準に胸囲という項目があります。サイズの目安としてはスタンダードで体高がオス・メスともに24‐27cmほど、体重がオス・メスともに9‐12kg、胸囲が35cm以上です。ミニチュアで体高が21‐24cmほど、体重が5kg以下、胸囲が30‐35cmです。カニーンヘンでは体高が18‐21cm、体重が3‐3.5kg、胸囲が30cm以下です。

ダックスフンドとお散歩

活発で遊び好きな犬種のため、毎日お散歩はもちろん、ときどき公園やドッグランで他の犬と遊ばせるとよいでしょう。一方、性格が臆病、関節の調子がよくない、肥満気味、などの理由であまり歩きたがらないダックスも少なくないようです。このような犬たちは散歩の量が減りがちになり、さらなる肥満に陥りやすいため注意が必要です。

お散歩の目安としては一日一回、30分程度です。また足の短いダックスとのお散歩では、顔が地面と近いため拾い食いをしやすいこと、お腹も地面と近いため雨の日のお散歩では泥まみれになる恐れがあることを理解しておくとよいでしょう。

ダックスフンドの毛の種類・色

ダックスのコートは、毛の長いロングヘアー、毛の短いスムースヘアー、毛のかたいワイヤーヘアーの3種類があります。ロング・スムースとワイヤーとで毛色が異なります。

ロングヘアー、スムースヘアー

レッド

ゴールド(レディッシュ・イエロー)

クリーム(イエロー)

ブラック&タン、チョコレート&タン

ブラック&タン&ダップル

プリンドル

ワイヤーヘアー

ワイルドボア

 

ダックスフンドの毛のお手入れ

ロング・ワイヤーのダックスは、硬くて長めの上毛と、柔らかく分厚い下毛のダブルコートです。下毛は季節の変わり目などに抜け落ちて、毛が生え換わります。この時期を換毛期と呼びますが、換毛期には普段よりも抜け毛がかなり目立つようになるので、毎日毛のお手入れをしてあげるのが望ましいでしょう。換毛期以外でも、少なくとも一週間に一回はお手入れが必要です。その際は、最初にクシでコーミングをし、もつれや毛玉を取り除いてから、スリッカーブラシで毛並みを整えるといった手順になります。ワイヤーでは、テリアに似た毛をきれいに整えるために定期的なトリミングが必要になります。ロングでも毛が伸びやすい犬はこまめにカットしてあげましょう。

一方スムースヘアーは、短くつやのある毛のみのシングルコートのため、毛が抜けにくいとされています。ブラッシングはゴムブラシなどで最低限のお手入れをしてあげれば十分でしょう。

ダックスフンドのからだつき

体型は言わずと知れた胴長短足です。頭部はくさび型、目はブラウンかブラックで、アーモンド型をしています。長く幅の広い垂れ耳と、長いマズル(口吻)を持った「犬らしい」顔をしています。体高より体調がやや長く、幅が広くてずんぐりした体をしています。

ダックスフンドの気を付けたい病気

  • 椎間板ヘルニア・関節疾患
  • 眼科疾患
  • てんかん

最も多いのは椎間板ヘルニアや関節の病気です。他の犬種よりも長い胴や短い足で体を支えるため大きな負荷がかかり、これらの病気になりやすくなります。階段の上り下りやジャンプなどの激しい上下運動をあまりさせないようにしましょう。

眼科疾患について、まつ毛の刺激による角膜炎がロングヘアーのダックスでよく見られ、老化や先天性による白内障はコートの種類によらず好発です。

また、ダックスは遺伝的にてんかんを発症することがあるようです。これを避けるには、犬を家庭に迎え入れる時点で、信頼のおける交配を行っている所から引き取ってくる必要があります。

公式データ

JKC分類 4G ダックスフンド

AKC分類

ハウンド・グループ

原産国

ドイツ

体高

スタンダード:オス・メスともに24‐27cm

ミニチュア:オス・メスともに21‐24cm

カニーンヘン:オス・メスともに18‐21cm

体重

スタンダード:オス・メスともに9‐12kg

ミニチュア:オス・メスともに5kg以下

カニーンヘン:オス・メスともに3‐3.5kg

胸囲

スタンダード:オス・メスともに35cm以上

ミニチュア:オス・メスともに30‐35cm

カニーンヘン:オス・メスともに30cm以下

アイペット獣医師

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