肛門腺の絞り方、目ヤニ取等!必要な犬のお手入れ8つ

肛門腺の絞り方

犬のお世話をする上で、一番手がかかるのが犬のお手入れではないでしょうか。ブラッシングをしたり爪を切ったり体を拭いたり。ちょっと手間はかかりますが、実はお手入れにはメリットがたくさんあります。愛犬の臭いを押さえ、健康を保ち、見た目もキレイにしておくことができるだけでなく、きちんと定期的にスキンシップを取ることで、体調の異変にも早く気付くことができます。飼い主さんがおさえておくべき、8つのお手入れポイントをまとめました。

①肛門線絞り

小型犬は必ず肛門腺を絞りましょう!

飼い始めの飼い主さんは、肛門腺という言葉を聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?肛門腺はお尻の肛門の周りにある腺で、縄張りのマーキングに使われる においの強い分泌液を出す部分です。普通はうんちと一緒に排泄されるのですが、小型犬は自力でこの分泌液を出すことができないため、放っておくと病気になってしまいます。

個体差もありますが、月一回程度絞ってあげるといいでしょう。肛門腺内に分泌物が溜まってくると、肛門を舐めたり、お尻を床に擦りつけたり、自分の尾を追いかけたりするようになるので、そのような行動が見られたら、チェックしてあげて下さいね。

準備するもの:1.ビニール、ティッシュ、ウエットティッシュ等

※肛門線からの分泌物はとても臭いの飛び散らないように注意しましょう

肛門腺絞りの体制

尻尾を片方の手で持ち上げて、肛門がはっきり見えるようにしましょう。 犬の肛門と肛門腺の絞り方①

肛門腺の絞り方

肛門を中心に4時8時の方向を、空いている手の人差し指と親指で摘みます。それを押し出すようにして、摘まみながら引っ張って、分泌物を出します。勢い良く出てくることがありますので、肛門をティッシュで覆っておくと良いでしょう。

犬の肛門と肛門腺の絞り方②

お尻をきれいに拭いてあげます。拭き残しがあると後からかゆくなることもあるようです。

②目ヤニとり

人が目ヤニが出るように犬も目ヤニが出ます。特に毛が白い場合は、涙やけしやすくなるので、丁寧に拭いてあげるといいでしょう。病気の予防・早期発見にもつながりますので、気付いたらこまめにお手入れをしてあげてくださいね。

準備するもの:ガーゼ、綿棒

※ティッシュやペーパータオルは繊維が荒いため、目が傷つくおそれがあります。

姿勢

あやまって目を傷つけることがないように、姿勢を固定してあげましょう。 膝の上などどこでも良いですが、安定した場所を確保することが大事です。

目ヤニをふやかす

濡れたガーゼ(クレンジングパッドも可)などを使って、まず目ヤニを柔らかくふやかしましょう。目ヤニが硬いままだと毛が引っ張られて痛がります。

目ヤニをとる

引き続きガーゼを使うか、綿棒に切り替えても構いませんので、目ヤニを取り除いてあげましょう。目ヤニをしっかりとると、涙やけなども減少します。 犬の目やにの取り方

③耳掃除

耳のお手入れを怠ると耳ダニの感染や、外耳炎の原因になります。特に耳の垂れている犬は、耳の中の通気性が悪く、蒸れて炎症を起こしやすい環境ですのでこまめに手入れしてあげましょう。

①耳の中がよく見えるように耳を広げます。この時、あまり強く耳を持つと嫌がるので気をつけてください。

②いきなり耳の中から掃除しようとするとびっくりしてしまいます。まずはコットンにイヤークリーナーを染みこませたもので耳の入口から順に優しく拭いていきます。

③綿棒にイヤークリーナーを染みこませ、耳の奥の汚れを拭き取ります。耳の奥はL字になっていますので、そこから先へは綿棒入れないようにして、奥から手前に汚れを拭き取っていきます。耳の粘膜は薄いので、ゴシゴシ擦ったりせずに綿棒は優しく当てるようにしましょう。擦り過ぎや過剰なケアは炎症を引き起こす場合がありますので注意しましょう。

犬の耳掃除

④歯磨き

歯についた食べかすをそのままにしておくと、歯垢や口臭の原因となります。歯垢はやがて歯石へと変化し、歯肉炎などの口腔内トラブルを引き起こすきっかけになります。犬は人より歯石の付くスピードが速く、通常は三ヶ月~半年くらいで歯石が付着すると言われています。ずっと歯の表面に歯石が付着していると、歯石に含まれるバイ菌たちが歯肉と呼ばれる部分に悪い影響を及ぼし始めます。この結果起こるのが歯肉炎です。炎症の程度が軽ければ自己治癒することもありますが、酷くなってくると歯肉の腫れや痛みの原因になってしまいますので注意が必要です。

以下は犬の歯磨きに関する基礎知識です。ぜひ参考にしてみてください!

歯ブラシを使う

歯ブラシはふつうの歯ブラシタイプの物や指にはめて使うタイプ等、形状は様々です。色んな物が市販されているので自分の子に合った物を探してみると良いと思います。

歯ブラシの際には「歯周ポケット」を意識して行いましょう。無理やり歯茎をこすると炎症を引き起こしてしまうこともあるので注意が必要です。歯の根元から少し出血するくらいなら大丈夫なので必要以上に出血を怖がることはありませんが、出血が起こりあまりにも痛がる様子などが見られた場合はすぐに止めてあげましょう。

ガーゼを使う

ガーゼを指に巻きつけて歯垢を取る方法もありますが、歯周ポケットまではきれいにできないため、できれば歯ブラシの使用が望ましいです。歯ブラシに抵抗のある子はまずはガーゼから始めてみるのも良いかもしれません。また、歯磨きに慣れていない犬には、ローハイドガムやコットンのおもちゃなどを与えると歯垢が取れ、同時にストレス解消のおもちゃになります。口臭が気になる犬にはペット用の口臭予防剤もあります。

お気に入りのフレーバーを使う

お気に入りのフレーバーなどがあれば犬用の歯磨きジェルなどを使用しても良いでしょう。

もっとも、犬のデンタルケアで一番大切なのは「日常的に続けること」です。そのためには飼い主さんの正しい知識と根気が必須です。既にケアを行っている方はこれからも頑張って続けてください。今までやってなかった方や、やろうとして出来なくてやめた方もこれを機にぜひ始めてみてください。

犬の口臭予防:歯ブラシ

⑤シャンプーとブロー

毛玉をほぐす

お湯をかける前にまず乾いた状態でブラッシングをしましょう。 毛玉は水分を含むとさらに硬くなってしまいますので、この時点でほぐすのが大切です。

カラダ全体を濡らす

まず、シャワーのお湯をややぬるめ(36℃~38℃)の温度に設定。シャワーヘッドを皮膚に軽く押しあてて、[おしり→後肢→背中→胸→前肢→顔]の順にお湯をかけます。全身をしっかり濡らして毛穴を開き、汚れを浮き出させます。

犬のシャンプー

尻尾に近い方から順にカラダを洗う

前肢・後肢⇒おしり・内股⇒胸・背中⇒顔や顔のまわり、の順で洗ってあげると良いでしょう。肢は付け根、内股部分、足先に至るまで汚れやすいので、しっかり洗いましょう。胸や背中の部分はデリケートですので、指の腹を使ってカラダをマッサージするように泡立てていくのが良いです。

シャンプーを洗い流す

立った際に上に来る部位から、つまり、頭→耳→顔→背中→胸→前肢→おなか→おしり→後肢の順に泡を洗い流していくと良いです。

犬のシャンプーを洗い流す

水気を拭き取る

タオルで全身を包み込むようにしてあげて余分な水気を取っていきます。

⑥被毛のお手入れ

被毛をブラシやくしで美しい状態にすることをグルーミングといいます。グルーミングは被毛をきれいに保つだけでなく、皮膚に適度な刺激を与えることによって血液の流れをよくし、新陳代謝を高めたり、皮膚病などの早期発見、ペットとのスキンシップなど毎日の生活に欠かせないものです。

  1. 基本的に頭からしっぽの方へ、上から下へと毛が向いている方向にブラシをかけて抜け毛を取り除いていきます。
  2. 耳の後ろやクビの毛はやわらかく毛玉になりやすいので特に念入りにブラシをかけます。
  3. おしりの毛やしっぽは敏感なので優しく毛並みにそってとかします。
  4. ブラッシングが終わったらコームを毛並みと水平に動かして被毛を美しく整えます。

犬のブラッシング dogsmell7

⑦足裏のお手入れ

犬の足裏には毛が生えていて、室内飼育の環境では足裏の毛が伸びやすくなります。特に長毛種では伸ばしたままにしておくとフローリングの床で肢が滑ってしまい、膝や腰などに負担をかけ、関節疾患などに繋がるおそれがあります。また、足裏の毛が伸びていると指同士の間が蒸れて皮膚病の原因になることもありますので、定期的に足裏の毛をバリカンやハサミでカットするなどこまめに手入れをするようにしましょう。

⑧爪のお手入れ

屋外で飼われていたり、よく歩く犬は自然に爪がすり減るのであまり心配いりませんが、室内で飼われていたり、固いところを歩かない犬は爪が伸びすぎてしまうことがあります。爪が伸びすぎてしまうと歩くたびに痛みを感じたり、伸びた爪が途中で折れて出血するなどのけがに繋がるおそれがあります。2~3週間に1回程度爪のチェックを行い、伸びているようであれば犬用の爪切りで切ってあげましょう。

①犬の体を抱えるようにいて足を持ち上げます。

②爪を透かすと血管(ピンクの部分)が見えるので、その2mmほど手前まで切ります。黒い爪の犬は血管の判別が難しいので、少しずつ切っていきます。爪の真ん中に薄い色の湿った部分が出てきたところで止めます。狼爪も忘れずに切ってあげましょう。

③切った後はやすりをかけて面取りします。 犬の爪のお手入れ

いかがだったでしょうか?病院やトリミングサロンでも一部のお手入れはしてくれますので、大変だと思われた方はぜひそういったところに相談してみてください。

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アイペット損保 メディカル・ソリューション室
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