甘えや要求が原因!要求吠えをやめてもらうためのトレーニング

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犬が吠える原因は大きく分けて二つありますが、ここでは欲求が原因になっている「要求吠え」についてまとめています。お散歩に行く前に吠える、ごはんの前に吠える、抱っこしてほしくて吠えるなど、名前の通り、犬がなにかして欲しいことがあるときに吠えることを要求吠えといいます。

要求吠えはどんなときにするの?

犬は構ってほしい、おやつが欲しいなどの要求を表す行動をとることがあります。その行動は犬によって様々ですが、多い要求の行動としては吠えたり、鼻を鳴らしたり、あごを乗せたり、前足を人にかけてきたり、などです。

最初はかわいらしいと思っていたこのような仕草でも、特に吠えに関しては、どんどんエスカレートしてしまうと、飼い主さんもストレスを感じてしまうようになるかもしれません。今回はそんな要求吠えの対処方法についてお話いたします。

要求吠えのトレーニング

なぜ犬は要求をするのでしょう?

犬が要求をしてくる理由、それはズバリ、人間がその要求に応えてしまっているからなのです!要求吠えと飼い主さんの対応例をいくつかあげてみましょう。

■CASE1:ごはん

[犬]ごはんの前に吠える。

[飼い主さん]吠えている犬に、そのままごはんをあげる。

■CASE2:クレート

[犬]クレートやハウスで吠える。鼻をピーピーと鳴らす。扉をカリカリする。

[飼い主さん]クレートやハウスから出してあげる。声をかける。抱っこする。犬を見る。

■CASE3:お散歩

[犬]飼い主さんがお散歩の準備を始めると、ワンワン吠える。

[飼い主さん]吠えている要求に応えて、お散歩に行く。

こんな風に接していると犬はいつしか、「自分が吠えれば(要求すれば)、飼い主さんは言うこと聞いてくれるんだ!」と学習してしまうのです。そして、驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、実はかまって欲しいという要求している犬に対して、「チラリ」と目線を配るだけでも、自分の要求が通ったと感じる犬もいるのです。要求がひどくならないようにするには、私たち人間の習慣を見直すことが、トレーニングの大切なポイントになります。

要求に応えないことがトレーニング!

トレーニング方法は至ってシンプル。「要求に応えない」、これだけです。先ほどの例題で例えるならば、以下のような方法となります。

■CASE1:ごはん 

[犬]ご飯をあげる前にワンワン吠える。

[飼い主さん]吠えている犬には、ごはんを与えない。吠えやんだらごはんをあげる。

■CASE2:クレート

[犬]クレートやハウスで吠える。鼻をピーピーと鳴らす。扉をカリカリする。

[飼い主さん]クレートやハウスから出さない。声をかけない。犬が目線を向けられたと感じないようハウスにタオルをかけて目隠しする。犬が落ち着いてからクレートやハウスから出してあげる。

■CASE3:お散歩

[犬]お散歩の準備を始めると、ワンワン吠える。

[飼い主さん]吠えている状態ではお散歩に行かず、お散歩の準備もやめる。そして静かになってからお散歩に行く。

このような対処をすることで、犬は「な~んだ。要求しても意味がないんだ。むしろ落ち着いていた方が良いこと(お散歩、ご飯等)が起こるんだ!」と学習し、要求吠えを止めてくれます。

トレーニングに必要な期間

トレーニングを開始して、どのくらいの時間で吠えやむかは犬の性格によるため、一概には言えません。しかし要求吠えが止むまで、犬の要求に応えないことが難しい場合もあると思います。

たとえば子犬をハウスで一人で寝かせようとしたとき、ひとりで寝るのが嫌で、キュンキュン、ワンワンと吠えたとします。ここでかわいそうと思って、ハウスから出して抱っこしてあげる等の行動は、要求吠えをエスカレートさせる原因の代表例です。では、我慢して放っておけばいいかというと、夜遅くにワンワンと吠えられてしまっては、ご近所迷惑にもなりますし、飼い主さん自身も寝られなくて困ってしまいますよね。要求に応えるような行動は避けたいけど、吠え続ける状態にしておくこともできない、とても難しい状況です。

こんな時は要求吠えをしないような環境作りをしましょう。先ほどの要求吠えの例であれば、犬が寝る前にハウスにオヤツを詰めた知育玩具を一緒に入れることで防げる場合があります。この方法を使うと、子犬は最初オヤツが詰められた知育玩具に夢中になり、全部食べ終えるころには、疲れ切って寝る、気づいたら朝…という環境に近づけることができるのです。

いかがでしたか?要求吠えは、飼い主さんの接し方次第で治せるのです!吠えるとき以外の甘えたサインにも要注意。可愛いからといってなんでも要求にこたえてはいけません。もちろん、愛犬が落ち着いているときには、存分に可愛がってあげてくださいね!

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佐藤千佳
佐藤千佳プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー
麻布大学獣医学部動物応用科学科を卒業。
在学中に犬をはじめ、馬や猫の世話や
トレーニングを通して、しつけの重要さを実感する。
現在は動物行動学に基づいたトレーニング理論を用い、
ドッグトレーナー養成学校の講師として勤務。


○プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー講師
○米国CPDTーKA認定ドッグトレーナー
○動物看護師統一認定機構 認定動物看護師
○愛玩動物飼養管理士2級

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー
http://playbow-dogtrainers-academy.com