犬のほめ方、叱り方

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私たち飼い主は、よく愛犬が悪戯をすると叱ることがあります。例えば、テーブルの脚や絨毯の端を噛んでしまったときなどです。それ以外にも愛犬が無駄吠えをしたり攻撃的な態度を取った時なども叱ることがあります。さて、それでは愛犬たちは飼い主に「テーブル咬んじゃだめでしょう!」「うるさい!」などと叱られた時にどのように感じているのでしょうか?

犬は非言語動物です

少し専門的になりますが、犬は非言語動物だと言うことをご存知でしょうか?愛犬と言葉でコミュニケーションが取れたらどれだけ楽しいかと思いますが残念なが ら犬は人のような言葉を持っていないのです。人は相手とコミュニケーションをとるときに言語を使用する動物ですし、その方法を得意としています。しかし犬は耳や尻尾の動きなどのボディーランゲージ を用いて相手とコミュニケーションを取る動物なのです。ですから言葉で叱っても何を叱られているのかなかなか理解はできません。しかし、大きな声で怒鳴ったらテーブルの脚を噛むのをやめたということもあります。ですから飼い主は愛犬が言葉を理解しているのではないかと考えてし まうことがありますが実はそれは、言葉の意味を理解しているのではなく飼い主が眉毛を吊り上げて怒鳴っている姿を見て「なんだか機嫌が悪そうだ、だから 大人しくしていよう」と考えているのです。

叱るよりもほめる方が効果的

ちなみに犬に行動を教えるときは叱るよりも良い行動をほめる方が効果的です。 なぜならば叱ると言う方法は「テーブルの脚をかじると嫌なことが起きる」と言うことを犬に伝える手段にはなりますが、「自分のおもちゃをかじっていれば良い」と言うことを教える手段にはならないからです。ですから愛犬がごはんの前にお座りをして大人しくしていたり、あなたの呼び声に反応して近くに来てくれたら少し声のトーンを高くして「いい子だね」などとほめてあげることが大切です。 私たちは普段、愛犬の悪い行動はよく目につきますが良い行動に対しては、なかなか気づかないものです。ですから、愛犬の行動をよく観察して良い行動をほめる癖をつけましょう。

ほめるタイミングが大切です

そしてもう1つ、ほめ方叱り方で大切なのはタイミングです。愛犬が良い行動または悪戯をした瞬間、もしくは直後にほめたり叱ったりするようにします。これは古典的条件付けと言われ、犬が学習するときにはとても大切 になります。行動の最中もしくは直後にほめたり叱ったりすると愛犬はその行動とほめられる、もしくは叱られると言うことを結び付けて考えてくれます。例えば愛犬がごはんの前に大人しくお座りをしていたらその瞬間にほめてあげます。すると愛犬は「ごはんの時にお座りをしているとほめられるからごはんの時は大 人しくお座りをしよう」と学習します。しかし愛犬がごはんに飛びついてしまった時にほめてしまうと飛び上がる行動とほめられることを結び付けてしまいます。ですから愛犬をお行儀よくしつけるにはなるべく愛犬の良い行動を見つけ、その行動の瞬間、もしくはその直後にほめて良い行動を少しずつ増やしていくのが一番の近道になります。

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森山 敏彦
森山 敏彦株式会社プレイボゥ
1962年長野県生まれ。
株式会社プレイボゥ代表。
ドッグトレーナー養成学校のプレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長。
専門トレーナーによるしつけを行う犬の保育園や、コンパニオンドッグスクール、トリミングショップなどを手広く経営。
しつけを通して捨てられない犬と捨てない飼い主を育て、日本のペットの殺処分0を目指す。

○株式会社プレイボゥ
○イギリスAPDT公認トレーナー
○アメリカCPDT公認トレーナー
○日本APDT理事
○GRTA(ガンドッグレトリーブトライアル協会)会長

ホームページ:株式会社プレイボゥ