ドッグドレーナーが「伏せ」の仕方を動画で解説

????????????????????????????????????
前回は「お座り」の教え方や何故、教えるのかなどの意味をお伝えしました。さて、今回は「伏せ」の教え方や「伏せ」教える意味を解説してみましょう。

お座りと伏せの違いは?

「お座り」はお尻と前足が地面についている姿勢、「伏せ」はお腹全体と肘が地面についているのが伏せですが犬の体の位置が違う以外に何か違いってあるのでしょうか?実はこれが犬にとっては大きな違いがあるのです。

伏せは長時間じっとしていられる姿勢

基本的にお座りは「お座り」の指示の後にすぐに次の指示が出るときに使います。例えばご飯をあげるときに「お座り」「マテ」「よし」などと使うことが多いですね。しかし、「伏せ」は人が食事をしているときなどに犬を床で伏せさせておくなど長く次の指示が出ないときに使うことが多いのです。伏せている状態は、体全体が地面と接していますから、「お座り」よりも次の行動に移るのに時間がかかります。ですから、じっと大人しくしていてほしい時は「お座り」ではなく「伏せ」の姿勢にした方が犬は長時間じっとしていられます。

伏せは服従の姿勢

それ以外にもう1つ、「伏せ」には大きな意味があります。それは「伏せ」の姿勢は服従の姿勢でもあると言うことです。ですから子犬のころから「伏せ」がちゃんとできるようにしておけば飼い主に対して服従心を養うことができます。欧米の有名な行動学者やトレーナーは「毎日15分ぐらいの「伏せ待て」を教えることがとてもしつけには有効です」とおっしゃっています。「伏せ」は少し根気のいるトレーニングですが愛犬と長く良い関係を築くには是非やっておいた方が良いトレーニングと言えるでしょう。

それでは「伏せ」の教えかた

  1. 犬に「お座り」をさせた状態から、あなたは手に美味しいおやつを持ち、犬の鼻先に持っていきますが、この時点では犬は「伏せ」と言う言葉の意味を理解していませんから、まだ言葉は使いません。
  2. 犬が立ち上がらないように注意しながら、そのおやつをゆっくり下に下げます。
  3. 犬がおやつを追ってひじを曲げるように誘導してください。
  4. 犬がお腹を地面に着けて「伏せ」の姿勢になったらその姿勢をキープさせたままおやつを与えます。
  5. 何回も練習して、おやつが無くても手の動きだけでお座りができるようにします。
  6. 手の指示だけで、いつでも、どこでも「伏せ」ができるようになったら最初に「伏せ」と言葉をかけてから手の動きで「伏せ」をさせ、「伏せ」ができたらおやつを与えます。※ここで初めて言葉が出てきます
  7. これを何回も繰り返すと言葉だけで「伏せ」ができるようになります。
  8. 言葉だけで「伏せ」ができるようになったら、おやつは与えたり与えなかったりとランダムに与えるようにすると効果的です。
  9. 最終的に、どこででも「伏せ」ができるようにするには色々な場所で練習してみましょう。

最後に

「伏せ」を教えるには飼い主の根気が必要です。しかし、ヨーロッパではデパートの入り口にリードも付けないで「伏せ」をして飼い主が買い物を終えて出てくるのをじっと待つ犬の姿や、カフェでお茶をしている飼い主の足元でじっと「伏せ」をしている犬の姿をちょくちょく見かけます。なんとも犬と飼い主の強い絆を感じる光景です。あなたも是非、頑張って挑戦してみてくださいね!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでワンペディアをフォローしよう!

森山 敏彦
森山 敏彦株式会社プレイボゥ
1962年長野県生まれ。
株式会社プレイボゥ代表。
ドッグトレーナー養成学校のプレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長。
専門トレーナーによるしつけを行う犬の保育園や、コンパニオンドッグスクール、トリミングショップなどを手広く経営。
しつけを通して捨てられない犬と捨てない飼い主を育て、日本のペットの殺処分0を目指す。

○株式会社プレイボゥ
○イギリスAPDT公認トレーナー
○アメリカCPDT公認トレーナー
○日本APDT理事
○GRTA(ガンドッグレトリーブトライアル協会)会長

ホームページ:株式会社プレイボゥ